三年前に購入した洗濯機が動かなくなった。機械には当たり外れがあると聞いていたが、今回の洗濯機は外れか?「はずれだ!」残念ながら、こんなに早くこわれた洗濯機は初めてだ。
現在、我が家では心ならずも二台の洗濯機が稼働している。こわれた洗濯機と同じメーカーの一つ前の型の洗濯機は今でも無事に動いている。両方とも国産メーカー。もちろん我が家は普通の一般家庭なので、洗濯機は一台あれば充分に用が足りる。二台は不要だ。三年前も入れ替えるつもりで新しい洗濯機を購入した。古い方の洗濯機は度々不具合が生じていたので当然廃棄するつもりであった。ところが若干動く気配もあったのでベランダに移動してしばらく様子を見てみた。何度かテストして、結論から言えば、全く問題なし。まだ新しい洗濯機を買い替える必要は無かったのだ。・・・ちょっと、ショック。
脱衣所に古い洗濯機を設置している時には、何度となく洗濯物の片寄りでブザーが鳴り、途中で止まってしまっていた。つらつらと考えてみれば、結局、洗濯機の具合が悪かったのではなく、我が家の設置の仕方に問題があった。洗濯機を傾いた状態で設置していたために招いた連続エラーだと判った。この時は「また、やっちまった!」と反省しきりであった・・・
失敗は色々やるが、この手の失敗は初めてだ。
この古い洗濯機は今でもまだベランダで働いてくれている。なのに、「新しい方の洗濯機は故障かよ!💢」スイッチを入れても途中でエラーブザーが鳴り止まってしまう。今は処分するのにもお金がかかるし、三年しか経ってないし、修理可能なら修理を頼もうとメーカーのサービスセンターに電話をした。不具合の状況を説明したところ、費用はおおよそ¥13,000−から¥16,000−くらいとの事。たとえ直らなくても、出張料と技術料で¥10,000−はかかるとの事であったが、放っても置けないので修理に来てもらう事にした。
修理当日、サービスマンは予定通りやって来た。
「多分、故障の状況から判断して排水弁モーターの交換になると思います。」との事。
排水弁モーター?何がなんだか分からないが、そのモーターがこわれたと言うことか?
まだ故障している洗濯機を見てもいないのに、修理方法が分かるなんてさすがプロの技術者だね。感心、感動!
やはり一流電機メーカーのサービスマンは身なりも話し方もきちんとしている。その日は一日で7件くらいの修理予定が入っているとの事。一件に一時間かかったとして約7時間、地域の移動も考えればおおよそ8時間労働か?まぁ、一時間かかる時もあれば10分で終わる時もあるだろう。
我が家の洗濯機修理は40分ほどで完了した。やはりサービスマンが予測していた『排水弁モーター』の交換で機能が回復した。伝票の部品名には『ハイスイベンモータ』と記入があった。一般的には『モーター』じゃないかなと思いつつも、何か企業的なこだわりがあるのかなぁとも思ってみた。ひと昔まえは、『モートル』と言っていたように記憶している。勝新太郎の兵隊やくざに出ていた田宮二郎の役がモートルのなんとかと言っていた。なんとかの部分は思い出せません。
修理明細による金額は、「技術料¥8,000−」「出張費¥2,500−」「部品費 ハイスイベンモータ¥1,700−」「小計¥12,200−」「消費税¥976-」で「合計¥13,176−」と相成った。
早速使って見たが、至って快調。買い換えるよりはずっと安くあがったと思えば心も軽い。
必要ないんだけれど、当分は洗濯機二台体制でしばらく行きましょう。これも成り行き。たまに洗濯物がドカンと出た時は二台稼働で助かる時もある。・・・などと、自分の古いミスをなぐさめている。