110.『実録!日の出の御用納め』

皆様ごきげんよう!

いよいよお正月。迎春の準備は進んでいますか?

ペイ子、年末年始は混雑より自宅でゆっくり過ごすのが好みです。

とはいえ、今年は何かスペシャルなことをしてみたい!

ということで、迎春の準備・『日の出納め』をしようと思い立ちました。

太陽の動きに関して言えば、冬至は「北半球ではこの日が一年のうちで最も昼(日の出から日没まで)の時間が短い日」とされるそうです。

だから、12月22日冬至の朝を日の出納めととらえ、その瞬間に立ち会おう。

どこで?

立ち会う場所は、玉前神社。

上総一宮、九十九里浜からほど近い場所です。

ここは、日の出を迎えるのに有名な場所だそうです。それはどなたかと話しをしてぼんやり記憶していました。

今年の12月22日は幸い土曜日。

国立天文台の情報によると、その日の千葉県の日の出時刻は6:45予定。

たどり着きます。早朝の玉前神社!

未明に起床、丸い月が大変美しかったです。

誰も通らない静かな道と無人の始発電車両内。眠気のせいか、異世界のようです。

朝6時過ぎ、上総一宮駅に到着しました。

冬至の日の出納めをするべく、玉前神社への道は人があふれ甘酒はふるまわれ・・・てはいませんでした。

無人の参道を歩いて、6時15分すぎには神社の鳥居に到着です。

神社では近隣の方と朝の挨拶を交わし、静かな神社境内で白んでゆく空を眺めて待機。

荒俣宏さんの小説「レックス・ムンディ」では、主人公の青山譲が秘密結社の人間と待ち合わせをする都内のとある神社。

冬至の日の出の時間でした。青山は、神社の鳥居の真ん中から日の出を拝む。。。

それがストーリーの始まり、そのように記憶しています。

(よろしかったら読んでみてくださいね!)

そんなハードボイルドな面々が房総半島のとある神社に、今現れるのではないか。もしかして。そんな展開を期待しましたが。

ペイ子は妄想の中で生きているようです。

日の出直前6時30分頃、ご近隣の方がお散歩されているくらいです。

肝心のご来光はというと。

お天気はあいにくの曇り空で、雲間から太陽光が現れつつある様子。

・・・日の出で有名なこの神社。鳥居はたくさんあるのですが、そのどれも、今日の日の出を真正面から迎えるそれではないようです。

(まだ、小説をひきずっています)

そうしている間も、雲間のご来光は、徐々に始まっています。

境内をうろうろと歩きご来光ベストポジションを太平洋側に探すペイ子の立位置を正面にして、う~ん2,30度ほど?南側の空が明るんでいるのです。

太陽様の御用納め出勤位置は、南側もう2,30度!?それならば~・・・

九十九里浜方面に走りました。

そんなご来光がこの画像です。

海岸での日の出に間に合いませんでした。

左側の家々の窓が一斉に赤くなったと思ったら!

右側の陸と雲の間に空間があり、数分の間お日様が姿をみせました~

あ~私が海に出るまで、お待ちください~太陽さま~!!

と、道路をひた走るペイ子を斜め横に、お天道様は上空の雲にすぽっとすいこまれていきました。

今日も一日、いってらっしゃいませ。

その後ペイ子は、灰色の雲の下九十九里浜でサーファーを眺めてから帰路につきました。

この玉前神社では、もしかしたら春分の日のほうがご来光をより拝みやすいのかもしれないです。

また参ります。

朝の太平洋はきもちがいいものですね。

冬至の夜は、いつも以上にぐっすり眠れました。

ペイ子。