104.鍵をなくした!

皆さま、ごきげんよう。

すっかり過ごしやすくなりましたね。

暑さに弱いペイ子はこの2ヶ月間、毎日身構えておりましたよ。

9月に入り、気が緩んだ雨の通勤電車で、うっかりやってしまいました!

失せ物、です。

あぁ・・・どうかおききください。

雨の平日、仕事帰りの電車の中、奇跡的に座れたのですよ。

目前に座っておられる方が下車、プレミアムシートが現れたのです。

空席for me・・・そのように感じ、ペイ子腰を下ろしました。

そしてズボンのポケットからスマホを取出してメールなどをし、最寄り駅まで40分あまり快適にすごしました。

最寄り駅の改札を出る際、もとのポッケにスマホを戻し入れてなんだか違和感。

!?

ポッケの中に入っていたはずの家の鍵がないのはなぜ?

気づいたのです。

反対側のポッケも、前のも後ろのも、リュックの中も財布の中も持ち物を全部確認してみました。が。

10分経過。

プレミアムシートでポッケからスマホを取り出したとき、一緒に鍵もシートに落ちたのかも。

念のため、下車したドアからホーム~改札までを戻りましたが、鍵は落ちていませんでした。

あ~だめだ~このままじゃ自宅にはいることができない!!どうしよう。

駆け込んだ駅近ショッピングモール内の合鍵屋に尋ねたところ、出張開錠サービスはしていないとのこと。

「近隣の市にはそうしたサービスをするお店はあるそうですよ・・・お客様みたいな問合せ、年に1,2回ありますね。」

そうなのですね。

鍵屋の青年の朗らかな笑顔むなしく感じる今。

自宅の鍵はペイ子しか持っていません!

現在夜8時。スマホの充電は残り10%を切っていました。。。

「○○市 出張 開錠」 で検索。

一番最初にヒットした情報を得て

即電話。

40分後に自宅で対応可能・・・よかった。

バタバタ帰宅して鍵屋と合流。

鍵屋は冷静に状況と設備の確認です。

ペイコの自宅の外側をそっと触ったり、壁に身体をすりつけるように近づけてみたり、慎重そうに何やら調べてました。

その結果、いくつかの提示がありました。

①ディンプルキー(ピッキング困難)なのでピッキング開錠しかねます。

②ドア以外に侵入できそうな窓があり、そちらの鍵を開錠→窓から侵入→内側から開錠という方法もあります。

(だが、これらは防犯上、警察と限られた鍵屋しか操作できない上、その操作に立ち会って目視することは、お客や事件の被害者であってもお断りだそうです。

だから、それが可能な鍵屋を再度呼びなおす方法もあるそうですが、現在夜8時45分を過ぎています。。。もう、実質的に厳しいと感じました。)

③ドアをサムターンまわしで開錠する方法があります。

必然的に③になり、金額は21,600円!現金対応のみと事前提示です。9時過ぎると深夜料金が発生とのこと。

依頼せざるを得ません。かまわん、やってくれ。そう言わざるを得ませんでした。

鍵屋は、車から作業用品を持ち出し、さらに慎重にドアとその付属品を加工し、メジャーで何かの距離をはかり始め、金属製の特徴的な形状のバーを用いてドアを内側から操作しました。

これを俗に「サムターンまわし」と言うそうです。

はい、開錠ですよ~

開錠とスペアキーの有無を確認すると、鍵屋はあっという間にドア等付属品を原状復帰し、料金精算後、去って行かれました。

夜9時前。

1時間前に、あんなに焦って不安になっていたのに!

嵐が去っていったような気分です。

紛失したときのあせりと不安は、何だったのでしょう。

あっけなく、脱力です。

ケガ、落とし物など、気が緩んだころ、忘れたころにやってきます。

皆さまも、どうかご用心を。

あれ、こんなこと、数か月前にもつぶやきませんでしたっけ・・・

ペイ子