7.『選手』と『プロコーチ』

投稿日: Jan 27, 2014 9:46:49 AM

東京オリンピックの開催が決まり、各スポーツ界はそれに向けた準備が進められている。日本も開催国の意地を何としても見せたいものだ。

とは言え、世界各国もそう簡単に勝利を譲っては呉れる筈も無い。選手育成に、どの国も余念がないだろう。チャンピンだけに与えられる金メダルを手にする事は容易では無いのだ。オリンピックに出場して来るような上位選手は、個人の能力としては実力が拮抗して、甲乙付け難いのが実情である。

選手自身の『感性』、『身体能力』、『勝利への執念と努力』、『練習量』、『とりまく環境』等など、最後には『運』も勝利への重要な要素となろう。

しかし、選手が勝利を勝ち取るもっとも重要な要素の一つは、技術指導者である。大リーグ入りで、今話題を呼んでいる田中将大投手も、既に大リーグで大活躍しているダルビッシュ・有投手も現楽天ピッチングコーチの佐藤義則氏によって育てられ花開いている。プロの選手にプロの一流技術指導者。良い組合せに恵まれた者が、チャンピオンへの道に近づく事が出来る。だから、選手は必死に一流のプロコーチを探すのだ。東京オリンピックでは、選手・コーチの良い組合せが沢山出来る事を、今から祈りたい。

ちなみに日本の太極拳界では、そもそも指導資格そのものが『アマチュア指導資格』なので、プロの太極拳老師に指導を受ける機会はとても難しい。

加藤修三老師はその日本において、数少ない太極拳技術指導者である。真の太極拳に触れたいとお思いのみなさん、選手権大会で技術的に大きく飛躍したいみなさんは是非一度、加藤先生にお会いされる事をお勧めする。あなたの『太極拳観』が変わるかも知れない。