「全てが、腑に落ちる感じ」
篠敦子
32式剣と48式を隔週で教えて頂くようになって
もうすぐ3年半になります。
「もうひとつ差し込んで肩が緩んだら腰も緩むでしょう?」
「重心の移動だけで、ちゃんと胯が入ってないでしょ。・・・だから軸足が安定しないんですよ。」
「剣指がそんな所にあったら勁がそこで切れますよ。」
「何回も人に言われて教えてもらうものじゃない、自分の体で理解出来るようにしなさい。」
最初は先生のおっしゃる事が理解できず、『ひえ〜、先生、それは無理です。私には出来ません』
と何回思ったことか。
それが段々と『あれ、先生のおっしゃるのはこれの事かな。なるほど!なんて体に無理がないにも関わらず
気の途絶えない自然な動きなんだろう』
と思える様になりました。とは言え、先生の教え通りに動けるにはまだまだ長い道のりです。
先生は厳しく怖いだけでなく、時々ダジャレをおっしゃって
ペロっと舌を出されるユーモアもお持ちです。
練習が終わると『太極拳って、ほんっとに難しい!だからおもしろくて大好き!』と毎回思います。
これからも楽しみつつも先生の元で精進します。