第二十五回「右穿梭から左穿梭」

「動作規格」

①右穿梭の定式から左掌推掌位置をそのまま更に推す意識で腰をゆるめる。左掌指先をやや右側に倒し、重心を左脚に移す。胸向きは西に向く。左掌心は前方に、右掌は橈骨側の外旋で掌心斜め下向き。右足先は左脚への重心移動が完了した時に足先を上げる。次の動作、抱球収脚前に西北60°に開く。(定式時からプラス30°)

②右掌を内旋、張り続けさせ重心を右脚に移し、抱球収脚を完了させる。

「抱球収脚以後の動作は右穿梭の手法、歩法を左右置き換えて動作をします。」

「動作の要領と注意点」

①右穿梭定式からの①の動作は、右穿梭から左穿梭への移行の為の動作で、特別に動作内容を考えなくて良いでしょう。

②左右の穿梭とも軸脚先から上歩方向が90°になります。軸脚のB+で胯を開いて、横巾を広く取る拗弓歩を正確に作りましょう。横巾の狭い弓歩からは、正しい穿梭は出来ません。