「動作規格」
①開立歩で終了した収勢の動作から、重心を右足に移行させ(右足Aの動作)、左足踵を引き上げる。
②続けて右足「B+動作」で腰向きを正面に戻し、左足を右足に寄せてつま先を着地させ、踵を降ろしながら重心を両足に均等に乗せて還原の完了、太極拳動作の完了となります。
③多くの人が収勢から還原の動作を、動作の終了だけの動作と思っているのか『終わったぁ』の意識のみで行なうと、非常に雑な動作になってしまいます。
始まりの起勢動作より収勢動作の方が意識の上では大事な動作だと考えます。最後まで丁寧な動作で行ないましょう。
“あとがき”
簡化24式太極拳の動作を、私なりの経験を基に要領・注意ポイント等、書いて来ました。書き足りなかった点、うまく表現の出来ない動作等等、大変不充分な点もありました。長い期間が掛かった為に文調も一定さを欠いたり、言葉使いも足、脚、手、腕等と統一性を欠いた点等、反省点おおありでした。なるべく早い時期に統一性の有る物に仕上げたいと考えております。
加藤修三
“お知らせ”
次の連載は『32式太極剣』を予定しています。