新しい套路への挑戦か、より深い研究か?
<質問>
太極拳套路の順番を覚えてしまうと新しい套路を覚えたくなります。
つぎつぎに新しいものを習うのは楽しいのですが、専門を深く練習したほうがいいのでしょうか。
<答え>
太極拳は各流派があり(陳、楊、呉、孫式など)それぞれいくつもの套路が有ります。
套路の数を覚え増やすことは太極拳の楽しみの一つかもしれません。
しかし、套路の順番や流れを覚えても決して太極拳が出来ると云う事にはならないと思います。
太極拳を練習している多くの人は健康のために練習していると思います。太極拳の運動が健康のためになるのは身体を自然に動かすことにあるのであって異なる流派の様々な技法をこなすことが出来ると云う事は大変なことと思います。
自分のメインになる太極拳を決めたら同じ系列のもの以外は欲張らないほうが良いと思います。異なる流派の太極拳を練習してメインの太極拳に影響を受けて動作や型が崩れてしまう様では太極拳の運動効果が失われてしまいます。心身共に楽しく健康的であるためには一つの事をじっくり練習するのが良いでしょう。
必ず新しい発見が有ると思います。