第十六回4月28日(月) 【攬雀尾・摟膝栽捶~白蛇吐信・拍脚伏虎】

⚪︎攬雀尾

・擠~按にいくとき、両手は前に伸ばすのではなく、横に開く。

自分の擠に対して、相手が按をしている状態で、手を前に伸ばすことはできない。

内側から膨らむようにして横に開くことで、相手の按の手を崩して自分が下按できる。

・下按の時に重心が後ろ足にしっかりのれていない人が多い。

擠→手先で引いてくると手法が詰まってしまい、腰もゆるまず後ろ足にしっかり乗れない。

・擠の定式で両手は胸の高さ→両手を開いた時も胸の高さ→手首を肩の高さくらいに少し上げることで肩が落ちる→更に肩を落としていく意識。そのことで、手法が詰まらずに引く・下げるの動作ができ、腰も緊張せずに後ろ足に乗れる。

・擠の定式~下按~前按までの、手が通る孤線を横から見ると、卵を横から見た形のような孤線を描く。

⚪︎摟膝栽捶~白蛇吐信

・摟膝栽捶の定式で、左拳は打っている、又は相手の蹴りを受けている→そこから白蛇吐信に入る時は、相手の手首をつかんで引っ張り上げる→相手の腕を逆をとって、反対側に投げ飛ばす。

⚪︎拍脚伏虎

・拍脚で打った後、膝の位置が下がらないように、親指の腹を自分の中心に合わせるように足を収める。

・定式で、弓歩の横幅が広く取れているように!

・定式で、弓歩がつま先重心になりやすいので注意する。

(勢いがつきやすかったり、両手も前にあるため)

・定式で、下の手は打っていくというより、相手を引っ張り込んでくる、又は押さえる意識で、上の手で打つ。(下の手は攻めではなく受け)

・手法

拍脚の後、体の横で張っていた後ろの手を、打った手の方に合わせてくる→拍脚で打った足は蓋歩し、踵が着いたら両手は下に押さえる→捋の意識→重心が移動しながら前の手が開いていく→掌を拳に握り始めることが合わせる動作の始まりになる→下の手押さえる、上の手打つ。

*両手を開きながら拳を握らないように。握るのは合わせる動作の時。

・定式で、目線は弓歩の方向に対して45度(内側)の方向を見る。

目線だけ先に45度の方を向きやすいので、弓歩と手法が完成するのと同時に目線を45度の方向に向ける。