第十二回3月31日(月) 【仆歩圧腿・踢腿・穿梭・白蛇吐信・上歩七星~独立胯虎・弯弓射虎ほか】

⚪︎仆歩圧腿

・左右の足の角度の差は45度。

例えば、左足を軸足として、つま先の方向がまっすぐの場合。

左足に対して右足は右後ろ45度方向へ下げる。又、右足のつま先は45度開く。

・足を下げたら、軸足を踏み押さえて弓歩をつくる。(後ろ足の踵が着く)→軸足の膝をつま先方向に張り出すことで、軸足の胯が開いて体が開いていく

・弓歩→上体を回して体の向きを変えようとすると、軸足の膝が内側に入ってしまう。

軸足の膝をつま先方向に張り出すことで、膝が内側に入らずに体を開ける。

・仆歩の伸びている足の小指側が浮かないように注意する。

・仆歩の軸足に寄りかからずに、伸びている足の胯を落とし込むようにする。

・仆歩の軸足の踵が浮かないように注意する。

・上体が体の前面に前傾しないように注意する。

*柱などを使って練習してみてもよい。

→軸足の内側を柱などにつけて、軸足の膝をつま先方向に張り出して体を開く練習をする。

(体を開いた時に膝が柱を強く押している場合は、膝をつま先方向にきちんと張り出せていない)

⚪︎踢腿(ティートイ)

・拍脚は右に比べて左の方がやりづらい人が多い。(右利きの人が多いから)

→両足交互に拍脚の練習の後、左拍脚だけ練習してみる。

・擺蓮は手で打とうとすると肩に力が入ってしまう。

→上体は放松させて足を振り上げる。

⚪︎穿梭

・活歩→上歩する時に、A→B+で軸を作り、更にもう一つB+で体を開いてから上歩する。

B+で体を開いてから上歩すれば、弓歩の横幅がとれる。

(穿梭の定式では弓歩の横幅がないと、推掌する方向が正しい方向にいかない。そうするときちんと勁力が出ない)

⚪︎座腕の手法は色々なところに出てくるが、きちんと座腕になっていないと、腰がゆるまなかったり、実の手の勁力も出ない。

⚪︎白蛇吐信

・歇歩の後ろ足の踵は、まっすぐ上に上がっているように。

(その為には、歇歩の歩型をしっかり作ることが大事。

後ろ足の土踏まずの前に、出す足の踵が着くように、しっかりと体を開いてから足を出す)

⚪︎上歩七星~独立胯虎

・上歩七星定式→両手を内側からふくらむように張る→体を少し左へ向ける→左手を張りながら伸ばしていく→左手の対角線上に右足を退歩する

(右足の退げ方が小さくなりやすいので、張っている左手に対して右足を退げる。そうすると、その後の重心移動も大きく動ける)

⚪︎弯弓射虎

・定式で、左拳は胸の高さで正中線の前。

(ここでは顔の向きと胸の向きが違うので、顔の正中線の前)

右拳は額のななめ上。

両手の拳眼はななめ下向き。

左手は拳が肘より下がらないように注意する。又、左手は伸びていないで肘が曲がっているように。

⚪︎十字手

・按→左肩開いて重心が中間地点→左手開きながら右足扣脚→左足擺脚で弓歩(両手は手首が肩の高さ)→左手引き込むように合わせてくる。左足扣脚→蹍歩(ニエンブー)。両手は手首が交差する→左足置き換えながら十字手。

*左足扣脚→蹍歩のところは、あまり間を置かずに、スムーズに動けるように。

⚪︎手型の高さ

・手が伸びている時は、手首が肩の高さ。

肘が曲がっている時は、手は胸の高さ。