第十三回4月7日(月) 【踢腿・雲手・進歩・坐腕】

⚪︎踢腿(ティートイ)

・足を上げる時は何気なくやるのではなく、リズムを作って「足を上げる・下ろす」をやる。

⚪︎雲手

・手法にも虚実があるので、手をつけて練習する時は、実の手の意識で動くようにする。(虚の手のことは考えない)

・重心が中間地点の時、上の手の前腕の角度は45度くらい。(45度を越えない)

45度より浅いと相手の腕を受けられないので、沈肩墜肘で45度位の形を作れるように。

(肘の位置を下げるのではなく、肩が下がるから指先の方が上がってくる)

⚪︎進歩

・まずは弓歩をきちんと作ることが大事。弓腿があまいと正しく動き出すことができない。

・AとBの時は、実の足(軸足)の膝を動かさないことが重要。

・后坐で後ろに座った時に、軸足の足裏の感覚をよく感じとってみる。

→指先の方や親指側に重心がかかっていて、踵の方が軽いと膝が入っている。

踵の方に重心が乗っていて、足裏全体で支えているように。

⚪︎坐腕

・加藤先生の考えでは、坐腕は前腕と掌の角度が135度位。

・色々な所で坐腕が出てくるが、実の手だけでなく、虚の手の坐腕も大事。(実の手を支えている重要な役割をしている)

・坐腕には掌根に力点がある場合と、掌底に力点がある場合がある。

違いをきちんと理解して使い分ける。

上から押さえる手法の時は、大体掌底に力点がある。

・推掌の手も坐腕で、前腕と掌の角度が135度位。

それ以上指先の方が立ち過ぎると緊張するし、角度があまいと力が出ない。

・正しい坐腕になっているかどうかは、腰がゆるんでいるかどうか感じとってみる。

・坐腕に対して、折腕(手首が内側に折れること)は力が削がれてしまうので、折腕にならないように注意する。

手首が内側に折れるのは、鉤手を作った時くらい。鉤手の時は、手首の内側に力を溜めて、外側に力を出すため。