第二十六回 2013年11月4日(月)【提丹の身法・左搬攔捶ほか】

⚪︎弓歩→Aの引き込み→B+の歩法の時は、A→提丹でB+を起こすようにすると軸足が安定して、その後上歩した時に弓歩の横幅がとりやすくなる。

・48式にもいくつかこの歩法が出てくるが、捋擠勢の時の歩法を例えに書いてみます。

A→B+(収脚)→B+(開胯)

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提丹 提丹を保ったままB+する

・24式の下勢独立の時も同様に使える。

下勢→弓歩になり前の手押さえる(A)→提丹(跳掌)→独立

*后坐が入る進歩では「中間地点→A」になるから、提丹でB+は使えない。

必ず「弓歩→A」の時に使える。

⚪︎左搬攔捶

・捋擠勢→左手は進行方向(東)に張り出して後ろ(右足)に座る。目線も左手と同じ方向→左手で相手を引っ張り込んでくる(この時左足は寄せない)→搬→攔→捶

⚪︎左搬攔捶~左掤捋擠按

・左搬攔捶定式→左手を見ながら両手開いていく(体の向きと同じに開く)→右足に重心を移動しながら右手の方向を見る→抱球収脚の時は正面(右つま先と同じ方向)を見る→掤→捋→擠→按

⚪︎斜身靠~肘底捶

・斜身靠定式→右足は南西45度方向に扣脚する→同じ方向に抱球収脚→体を開いて左足上歩→左手下に押さえる→右手打ち出す→肘底捶

⚪︎転身推掌

・倒巻肱定式→☆右手上げる(この時に目線は右手)→右足扣脚→左足上歩→左手摟掌→右手推掌

*☆の上げる手を大事にする‼︎この時にもう推掌する方向を見やすいので、きちんと上げた手の方を見る。あとは摟掌もしっかり意識してやる(4回とも全て)

⚪︎右琵琶勢~摟膝栽捶

・右琵琶勢定式→もう一つ手を伸ばすようにして捋→反掌で足が寄る→右足は少し外側に上歩。手法は平雲手→右手はあまり肘を曲げないようにして左へ→押さえる→左手上がる→摟膝→栽捶(弓歩の横幅は広く)

⚪︎摟膝栽捶~白蛇吐信

・摟膝栽捶定式→相手を引っ張り上げてきて左拳は右肩の前(両手肩の高さ)

*この時手法がつぶれないように注意。

(体とあまり近くなり過ぎないように)