第二十七回 2013年10月26日(土)【進歩の練習・起勢から白鶴亮翅ほか】
⚪︎B+の練習(肩幅で、膝を張り出していって軸を引き寄せるB+)
・膝をつま先方向に張り出して、重心が軸足の踵に乗ったら、足裏よりもっと深い所に落とし込むのが大事。
⚪︎弓歩→后座の時に、少し後ろに引っ張ってしまっていると、前足の膝が伸びきってしまう。
きちんと後ろに座りきれていれば、上半身も前足も放松しているから、前足が突っ張るようなことはない。
⚪︎バーにつかまりながら弓歩→后座・進歩の練習
・安定した状態でしっかり後ろに座ったり、収脚の時に足が寄ることの練習をする。
・まずはきちんとした弓歩から始める。
・足を寄せようとしたら、それまでの動作が正しくできていても、全く水の泡になってしまう。
⚪︎目的だけを考えて動こうとしてはダメ。
目的を達成するために何をするかを考えて、その結果目的の通りに動けるようにする。
(そういう意識でやらないとダメ)
<例>
・弓歩→后座の時、後ろにいくという目的を考えて動くのではなく、後ろにいくために何をするかを考えて動く。
・后座→収脚の時、前にいくという目的を考えるのではなく、前にいくために何をするかを考える。足を寄せるのではなく、足が寄るためにどうするかを考える。
*丁寧にA、B、B+をやる。
A・Bの時は膝が動かないことも大事。
⚪︎起勢~白鶴亮翅
・実の手の意識で動くように(特に定式の前)
・起勢(虚実はない)→ふくらむようにして肩が開く→左手上の抱球→左手押さえる(左手が実)→中間地点で右手が実になり、右手引き上げてくる→手を開く時はまず左手を張りながら開く意識(その時に右足B+が起きて軸ができる→虚実が入れ替わる)→右手をふくらむように内側から張っていく(右手が実)
・定式前、左手だけで開こうとすると、次の白鶴亮翅~左摟膝拗歩の動き出しの時に、左手が左に引っ張られるように動いてしまう(虚の手で動いてしまった結果)。
定式前の最後に、実の手である右手を張る意識で動作すれば、左摟膝拗歩への動き出しの時に左手は合わさってくるようになる。
*動作の動き出しは、前の動作の定式の実の手から動き出す(必ず‼︎)
⚪︎転身推掌の時の歩法は活歩
・中間地点→前足Aの引き込みで後ろ足が半歩寄る(足が寄った時、重心は7:3)
・跟歩との違いに注意する。
跟歩は弓歩→Aで後ろ足が半歩寄る。
Aで半歩寄るという体の使い方は同じだが、「弓歩→A」と「中間地点→A」とで違う。
(孫式でいう跟歩という捉え方はしない方がよい。違うもの)
・活歩も跟歩もどちらも歩法という捉え方でよい。