○捋擠勢
●捋擠勢の捋は手で引くのではなく体で。
→下に押さえる手と上に持ち上げる手。この両手の働きがないといけないので、手を動かして引くのではなく、前足の胯(クワ)が引かれることで体と一緒に捋をする。
○左右穿梭
●推掌する手は、体の中心近くから出ていく。(右手の場合は、正中線より少し右。左手の場合は、正中線より少し左。)
高さは腰の辺り。(ウエストより下)
○活歩
●孫式の歩法で、弓歩が見えない歩法。
●弓歩になってから跟歩するのではなく、上歩→後ろ足のBで重心が中間地点→前足のAの引き込みで後ろ足が寄る。
(前足のAの引き込みで後ろ足が寄れば、後ろ足が前足に近い位置に寄り過ぎたりすることがない)
●後ろ足が寄った時、重心の割合は前足が7、後ろ足が3。
(弓歩→跟歩の時は、ほぼ前足に重心がのっている)
●活歩の動作と跟歩の動作は曖昧になりやすいので、それぞれきちんと理解して動くようにする。
●48式では、転身推掌、摟膝栽捶、左右穿梭で活歩が出てくる。
肘底捶も跟歩ではなく、活歩と同じ要領で動作をする。
(右足から重心を移動していき、左足にAの引き込みが起きるように動く)
○摟膝栽捶
●平雲手の後の右手の動きは、相手をかわす動作なので、穿梭の時のように肘を折るような動きはしない。
(体に近い位置を通るのではなく、摟膝拗歩の収脚の時の手法と同じような動きでよい)