2012年度シンポジウム

経営情報学会「経営情報人材育成研究部会」2012年度シンポジウム

情報サービス産業界が高等教育機関に求める教育

経営系・経営情報系教育プログラムを焦点として

2013年3月4日(月)17:00~19:30(開場16:30)

横浜国立大学みなとみらいキャンパス

ランドマークタワー18階1809室

横浜市西区みなとみらい2-2-1

http://www.yokohama-landmark.jp/web/access/

日本技術者教育認定機構(JABEE)での情報専門系学士課程(ソウル協定)の認定も始まり、わが国の高等教育機関に対する技術者教育の認定範囲は、経営系や経営情報系など、必ずしも理工系とは限らないプログラムにも広がりつつあります。近年では、情報専門系とエンジニアリング系の両者の教育プログラムの修了生に対して、チームの中で作業する能力やエンジニアリングデザイン能力が強く求められており、高等教育機関がこれらに対応していくのは、喫緊の課題となっています。一方、情報サービス産業で従事する人材は、理工系プログラム修了生のみではなく、経営系や経営情報系のプログラム修了生も数多く含まれております。その意味では、経営系や経営情報系プログラム修了生には、情報専門系の知識とスキルに加えて、問題解決能力、協調性・チームワーク力、プロジェクトマネジメント力が求められております。本シンポジウムでは、情報サービス産業が高等教育機関に求める教育について、特に、経営系や経営情報系プログラムに焦点を当てて、高等教育機関や企業において人材育成や教育に携わってこられた方々にご講演いただき、今後の教育機関のあるべき方向性について議論いたします。

プログラム

1.ご挨拶

田名部元成(横浜国立大学教授・経営情報学会経営情報人材育成研究部会幹事)

2.講演①『情報サービス産業が求める人材のスキル』

講師:大西寿郎氏(株式会社セントラルシステムズ代表取締役社長)

近年の大学卒業生の傾向と情報サービス産業が求める人材像を踏まえて、高等教育機関に対して望む教育について、重要視してほしいポイントを中心にご講演いただきます。

3.講演②『大学は産業界の求める人材育成にどう応えたらよいか』

講師:駒谷昇一氏(元筑波大学大学院教授)

筑波大学でのPBL教育事例を通じて、産業界の求める人材の育成に効果的な教育と、産学連携による教育の課題などについてご講演いただきます。

4.全体討論

情報サービス産業から求められる人材スキル、および高等教育機関が担うべき役割と課題について、講演者の大西氏と駒谷氏とともに参加者を交えて全体的な討論を行います。