四肢動物の和名リスト

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分類名はラテン語表記されたものが正式のものである。ラテン語にとっての外来語に由来する分類名も、外来語をラテン語化して表記している。

分類名について、ラテン名だけを用い続けることができれば問題はないが、和文中ではしばしば、分類名を日本語化した「和名」を用いることが求められる。

ただ、これまでにつけられてきた和名は、特定の基準に基づいてラテン名を日本語化してきたものではなく、それぞれ別々の基準で日本語化されたものが混在して使用されているのが現状である。そのため、異なる分類名を指すにも関わらず、和名の重複が頻繁に起こる、和名から元のラテン名を推測・特定しにくい、あるいは元の語源を誤解されるリスクを負うといった状況が生じている。

本頁では、ラテン名を日本語化する際に用いられてきた基準を以下の5つに分類した―1)元のラテン名のカナ読みを用いる場合;2)語源を反映した漢字をあてた漢字和名;3)複数形であらわされることが多いラテン名の接尾辞を主格単数形に直してカナ読みした和名;4)語源を反映しない漢字和名;5)グループの代表種の標準和名を用いた和名。

なお、科階級群とは、グループの模式属を語幹とし、接尾辞が-oidea(上科)、-idae(科)、-inae(亜科)、-ini(族)等で終わる分類名を指す。

和名を使用する側が、どのような基準で付けられた和名を使用しているかを整理する目的で作成している。

なお、ラテン名のカナ読みについては、①固有名詞は現地語の発音を、②その他はラテン語本来の読み方に近づけるようなものをなるべく採用している。英語圏で通じる発音とは異なることに注意していただきたい。

以上の点について、筆者の誤解や不勉強により、修正すべき点が多いと思われるが、随時修正・更新を加えていくことで対応したい。