講師のプロフィール

講師紹介

【主な経歴

発声指導者、大学等講師、声の研究者

洗足学園音楽大学音楽学部声楽専攻桐朋学園大学音楽学部音楽学専攻を卒業。体育学を基礎としたドイツ式発声法「マリアの呼吸法」の講習を受講。東京大学大学院総合文化研究科修士課程を修了。音楽美学および歌唱論の研究を行う。その後、同大学院博士課程に進学。在籍中にカリフォルニア大学バークレー校で客員研究員東京大学大学院総合文化研究科博士課程を満期退学

現在では大学において教鞭をとりながら、人声に関する研究(声と身体、パフォーマンス論、歌声の身体論など)を行なっている

また、これまでに声楽、ピアノ、和声学、作曲理論、楽曲分析、音楽学、ソルフェージュ、邦楽器(小鼓)をそれぞれ専門家に師事して学ぶ。

【声の指導歴】

大学在学中よりボイストレーニング及び声楽の指導を始める。現在、主に発声や話し方を指導している。

これまでにミュージカル劇団専属ボイストレーナー、芸能事務所養成所の専属ボイストレーナー、都内の有名ボイストレーニングスクールのスクール講師を務めた。日本ボイストレーナー連盟の資格試験担当者。以後、2009年に独立し、呼吸法と発声法を専門としたボイストレーニング教室を主宰する。

スクールの過去の在籍者数は500名以上(講師が一名のため、教室の定員50名とさせて頂いております)。受講者の顔ぶれは大変多彩で、あらゆるジャンルの歌手、声楽家、俳優、声優、ナレーター、タレント、音大生、音大受験生から趣味で歌を極めたい方までさまざま。また、脳梗塞の麻痺により話しづらい方、慢性的な喉の病気をお持ちの方なども相談に訪れる。

個人レッスン以外に、合唱団や劇団等の団体発声レッスン、社会人や教員のための話し方の基礎講座、歌唱のワークショップなどの講師、声について考えるワークショップの講師も務める。

毎年1回、歌と朗読を中心としたコンサートを主催している。


【過去の講演および社会貢献活動等

・東京大学大学院総合文化研究科においてゲスト講義(タイトル「音声の聴覚論― 他者の声を聴く経験において主体の身体にひらかれる音の空間性 ―」)、 2022年1月

・ SHIBUYA QWS主催「クエスチョンカンファレンスno.17 〜言葉をめぐる3つの問い(2)声だからこそ伝わることって何?」登壇者、2021年1月

https://www.youtube.com/watch?v=DlLGobMaQ2k&feature=youtu.be

・ 株式会社アカデミスト主催市民向けサイエンスカフェ講演者、2020年5月

・ 東京大学学術ワークショップ「特殊唱法ワークショップ:現代音楽を自分の声と身体で体験する」コーディネーターおよびファシリテーター、2019年5月

・ 日本音楽学会東日本支部シンポジウム「歌声研究の現在と今後の発展可能性―自然/文化の境界的なものとしての声に着目して―」コーディネーターおよび司会、2017年9月

・ 表象文化論学会第10回研究大会、パネル企画「歌う声のレゾナンス/ディソナンス――身体・自然・欲望」コーディネーター、2015年7月

・ East Asian Research Seminar for Graduate Students in Musicology(EARS) 2014実行委員、2013年8月〜2015年3月

・ Korean-Japanese Exchange Program in Musicology 2013実行委員、2012年10月〜2013年9月

・ 駒場ヴォイス・スタディーズ研究会(旧声の研究会)共同代表者、2013年4月〜現在

・ 日本音楽学会定例研究会「貴志康一生誕100周年記念シンポジウム」実行委員、2008年10月〜2009年3月


教育に関連する資格、作成に関わった教材等

・ 東京大学フューチャーファカルティプログラム修了認定証東京大学大学総合教育研究センター、2013年9月25日

・ 中学校教諭1種免許状(音楽)東京都教育委員会、2009年3月31日

・ 高等学校教諭1種免許状(音楽)東京都教育委員会、2009年3月31日

・ 一般社団法人日本ボイストレーナー連盟のボイストレーナー資格認定試験(JAVCERT)における筆記試験問題の作成(一般社団法人日本ボイストレーナー連盟、2013年〜2014年)

・ 一般社団法人日本ボイストレーナー連盟主催の社会人研修における教材(総頁数:96頁)の作成(一般社団法人日本ボイストレーナー連盟、2013年)


受賞歴

・ 柴田南雄音楽評論賞「本賞」受賞、2017年