レッスン内容

レッスン受講を検討している方へ

【どんなレッスンをしているの?】をお読みください。

レッスンは基本的にすべてマンツーマンです。

グループレッスンや団体レッスンを希望する方はお問い合わせください。

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【どんなレッスンをしているの?】

当教室では5つの観点から発声に取り組みます!

1.【声と身体の関係を知る】

……多くの人は、発声している時にどこの筋肉がどう動いているかを把握できていません。あなたはどうですか?

声は身体の複雑な筋肉運動とその連携の結果として出てきますから、筋肉のことを何も知らないままでは決して「ボイストレーニング」はできません。まずは声と身体の仕組みを知ることが大切です。

教室では、身体図(解剖図や筋肉図)を一緒に見ながら、講師が身体の仕組みをわかりやすく解説した上で、一緒にその部分を動かしてみるトレーニングをします。

2.【身体コントロール】

……声が身体のどういう仕組みで生まれるのかを理解したら、次は自分で自分の身体をコントロールできるようになりましょう。完璧でなくて構いません。筋肉運動のあり方が変化すると、生まれる声も微妙に変化することをきっと実感できるはずです。

この時、教室で意識的に行っている指導法があります。

当教室では、ざっくりと「お腹に力を入れましょう!」みたいな指導はやりません。「お腹」と言った時にイメージする部分は人によって違いますし、「力を入れる」という表現も力の方向や程度が曖昧すぎるからです。

教室では、発声に必要な随意筋を部分ごとに分けて、一つずつ採り上げ、以下の流れでレッスンしていきます:

(1)身体図をみて筋肉の位置を具体的に確認

(2)講師による運動機能の解説

(3)一緒にその筋肉を動かしてみる

(4)動かしながら声を出して運動と反応の関係を確認する

(5)無理のない発声にとってより良い動かし方を学ぶ

(6)実践的に練習を繰り返す

あなたは自分自身の身体の内側(目に見えない場所)を具体的にイメージできますか?自分が動かしたいと思う筋肉を局所的に動かすことはできますか?一緒にトライしてみましょう!

3.【呼吸】

……声に絶対に必要な材料は「息」です。しかし、息のコントロールが簡単でないのはきっとあなたも経験しているでしょう。緊張している時には息が上がって苦しさを感じたり、「息をたくさん吸おう」と思うほど筋肉が緊張しすぎて上手く吸えなかったりします。また、「腹式呼吸が大切なんでしょ?」と腹部に無駄に力を入れて、呼吸をしづらくなっているケースも見受けられます。

「胸式呼吸」と「腹式呼吸」の違いを正しく説明できますか?「楽に呼吸する」ってどんなことなんでしょうか?一緒に身体図をみながら説明して、もともと身体に備わっている呼吸の機能を活かした「呼吸法」のトレーニングをしましょう。身体コントロールのトレーニングで学んだ内容も活かしながら様々な呼吸法のトレーニングを行います。

4.【発声】

……身体コントロールと呼吸法のトレーニングは原音となる声を作り出すためのトレーニングでした。発声トレーニングでは、その原音をどうやって「理想の声」に変えていくかを応用的に習得するためのものです。どんな声を「理想」とするのかは人それぞれです。どんな声になりたいのか、講師と相談しながら具体的なイメージをもって取り組みましょう。

主に、共鳴をコントロールするトレーニングと母音ごとの音の響きをコントロールするためのトレーニングを行います。

音高によって発声が苦手な高さがある方(例えば、高音を出すのが苦手など)には、苦手な音高の集中的なトレーニングも行います。

*通う頻度にもよりますが、入会から2ヶ月ほどは上記の基礎トレーニングのみを行います。その後、少しずつ以下の応用トレーニングをとりいれていきます。

5.歌唱レッスン希望の方→【歌唱テクニックと表現法】

……上記の基礎トレーニングで培った発声を実際の歌唱につなげるための以下の具体的なレッスンを行います。

(1)コンコーネ50番を使用して、歌唱に必要な技術を一つずつ身につけます。目安としては、1曲あたりレッスン4回から6回での技術獲得を目指します(1曲に時間をかけることで、その曲に与えられた技術課題を理解し、身体で再現できるようになるまでしつこくレッスンします)。

(2)自分のレヴェルに合った楽曲を選んで歌います。目安としては、1曲あたりレッスン6回から8回で仕上げることを目指します。

選曲は生徒と講師が相談して行いますが、できる限り、その時にコンコーネで扱っている技術課題と同じ課題が含まれている曲を選ぶようにしています。適切な曲というのはたしかにあるのですが、「歌いたい」と思える曲を選ぶことも継続のために大切な要素と考えています。

2の楽曲演奏はいわゆる「総合」課題です。

基礎トレーニングを実際の曲の演奏にも反映させること、コンコーネで取り扱った技術課題を歌詞のついた楽曲の中でもきちんと再現できることを目指しましょう。

音楽構造や歌詞から表現を考えたり、歌詞の発音と発声とのバランスを保つためのトレーニングも併せて行います。

5.発話レッスン希望の方→【発音と滑舌】

……上記の基礎トレーニングで培った発声を実際の歌唱につなげるための以下の具体的なレッスンを行います。

(1)教室独自の「発音かなトレーニング表」を用いて、50音のスピード・トレーニングを行います。自分の口腔の形状や動かし方の癖を把握し、苦手な発音に集中したトレーニングも行います。

(2)日本語の発音を左右する「モーラ」と「ピッチアクセント」の2つの特徴を理解し、それらを意識しながら短い文を読む練習をします。

(3)教室独自の朗読課題の中から課題を一つ選び、基礎トレーニングや発音トレーニングの成果を反映させて朗読する練習をします。目安としては、1課題あたりレッスン4回から6回で仕上げることを目指します。

オーディションの準備や仕事のプレゼンなど、必要な課題を持ち込んでいただければ、それをレッスンすることもできます。

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ボイストレーニングと一口に言っても、その指導法はさまざまです。

講師の経歴や背景はもちろんのこと、拠り所にしている理論も異なります。

自分に合った指導法をしてくれる講師を見つけることが大切です。

不安に思う点や疑問があれば、どんなことでもお問い合わせください。