140 我が子の写った写真がフリー素材化していた話

Post date: Dec 11, 2015 6:24:56 AM

【コラム:我が子の写った写真がフリー素材化していた話】

運動会シーズンの終わりを迎えて、ツイッターを眺めていたら、我が子が写ったクラス写真がツイッター上を流れていました。

そこにつけられた言葉は「超楽しかった!」「○年○組最高!」と他愛もない言葉です。

運動会が終わった翌日に、テンションアップで投稿。

さて、それから一月ばかり。

ことあるごとに、その写真を目にするようになりました。

「ひまー、誰かあそぼ」

「今から学校」

「もうすぐ試験!あの頃に戻りたい」

さて、これらのつぶやきに、運動会写真をつける必然性はなんだろうと頭を抱えます。

初めて、クラス写真が流れた際に、子供には「クラス写真ネットに載ってるでー」とだけ伝えたところ「名前とかのってる?」と聞かれたので、「名前はないけど、学年とクラスは書かれてるかな」というと、「スマホで撮られたときに想定はしてた」との返答。

よくよく見ると、顔半分、隠れるように手で口元を隠している。

ネットに流れたときの保険だという。

口元を隠したのは、普段から、子供に対して「スマホで撮られた写真はネットに流れると思え」と言っていたからというのもあるのかもしれない。

そういえば、講演を行う際に常々、先生方に言っている言葉がありました。

「クラスの生徒のマスク率が増えたときは、『うちのクラス風邪が流行ってるのかな?』と思うだけでなく、『ツイキャスしている生徒がいるのかな?』とも思ってくださいね」と。

知らなかったから、聞いたことがあるへ。

我が子に対して、「聞いたことがある」は役に立ったのだろうか。

ふと、そんなことを考えた。