88 インターネットってやつを覗き見た君へ

Post date: Aug 20, 2014 11:03:26 PM

私の思っている子供たちに届きますように。そんな願いを込めて、誰というわけでもなくつづりました。もし心当たりのある子供を見かけたら、この手紙を届けてください。

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お母ちゃんはネットワーク技術のことは少しかじっているだけで、深いところまではわからない。

でもほんのすこし、その世界を開くと、実に様々な情報が、やりとりの中にくっついていることが分かってくる。

ネットワークの事を知っていたら、こんなことができるんだ、と思えることがいっぱいある。

そして、もっと重要な事に気がつくかもしれない。

”多くの人は技術の中身に無関心”

そのことが、何かの衝動を抑えられなくなるかもしれない。

通信を覗き見るための方法を簡単に思いつくかもしれない。

ひとたびみんなの通信内容を見れるようになったら、どんな情報がやりとりされているのか好奇心のままに眺めることができるに違いない。

世の中のネットワークなんて、個々の運用に任されていて、とても脆弱なポイントなんてたくさんあることに気がついてくる。まるで魔法使いのように、たくさんの呪文ツールが手に入る。

そのことに気がついた時、

そっと眺めることを止めてほしい。

バカな事をするのが若者の象徴かのように思えることもあるかもしれない。

その時に必要なのは、それを直前でとめる、誰かの声。

多分それはお母ちゃんの声かなって思ってる。

管理者を装ってパスワードを読み解いたりする衝動にかられたら、思い出して欲しい。

「やめとき」っていうお母ちゃんの声。

弱いところがあったら教えてあげれば良いじゃない。

それができるヤツは他にいないかもしれない。

たまたま弱いところを見つけたら、思い切って大切な人に伝えてあげよう。

話の通じる大人に伝えてあげよう。ここにいるお母ちゃんなら受け皿があることを知ってる。

それだけで、「こんなんでいいのかよ」って思ってたことがすこし解消される。

世の中は、みんなで見守りあって生きてるんだって思えるようになったら素敵だよね。

それがこれからの「共生の世界」であり、君が見つけた大切な感覚なんよ。

君のまわりで誰も認めてくれなかったとしても、必ずどこかで誰かが分かってくれると思うよ。

それがインターネットの素晴らしいところじゃん。一番よく知ってるんじゃないの?