数学ソフトウェア,システムの開発,利用実践など数学教育に関連した発表を広く受け付けます。具体的には次のようなカテゴリと内容での講演申込みを歓迎します。
数学ソフトウェア・数学プラグイン・数学システムの開発・改良
数学分野のオンライン学習(e-Learning)などでは,数式の提示,回答の入力,正誤判定などの操作が必要となります。既存のツールの活用による方法や新たな手法の開発など,数学関連の数式やグラフ,インタラクティブな操作の実現などを扱うという観点からの研究開発を歓迎します。既存の方法との比較や新規性の提示などを通して議論を深められればと考えています。
数学教育における学習データの蓄積・解析技術とその実践的活用
数学ソフトウェア(広義にはAIも含む)などの活用により取得された学習データを用いることで,数学という学問としてどのような意識で新しいメディアやツールに対応し,学習者の学習過程や思考過程を把握し,より効果的な教育利用に結びつけていくのかという観点からの研究開発や,実際の学習データ解析による教育支援や改善事例などの共有ができればと考えています。
数学ソフトウェアを活用した新しい数学的活動の開発や先駆的事例
急速に進む教育のDX化においては,数学ソフトウェアを単に使うだけではなく,従来の方法や先行事例で行われたこと以上の価値が求められています。数式処理や動的幾何,AIなどの数学ソフトウェアを,どのような形で数学的な思考・意識に(高度に)結び付けようとするのか,学習者の学習活動をいかに支援するのか,数学研究の最前線の面白さをどう伝えるのか,初等から高等教育まで,そして様々な分野における学習理論を踏まえた教材研究を歓迎します。
数学ソフトウェアに関連する総合的・包括的な研究開発・先駆的事例
上記3つのカテゴリ単独には属さないような総合的・包括的な研究開発・先駆的事例などから,これらの枠組みを超越するような新たな研究の方向性を示唆するような先進的な取り組みを歓迎します。既存の方法における限界や新しい方法の可能性を提示していただき,幅広い分野からの専門家による深い議論を行うことができればと考えています。
講演ご希望の方は
https://forms.gle/LCCW4TEMaHY3Ng8aA
からお申込みください。
申込締切:2025年7月11日(金) 講演募集は締め切りました。
講演後の講究録原稿の提出締切は2025年11月頃の予定です。ご留意くださいますようお願いいたします。