チューバの音域データ

チューバが使われている曲ごとの最低音や最高音、また1曲における音域の広さ、狭さに関してデータを可視化してみました。2008年9月現在音域のわかっている曲(n=323) だけが対象です。今後アップデートしていきます。

  • 曲中に出てくる最高音と最低音の分布

最低音は1オクターブ半の中に集中していますが、最高音は2オクターブちょっとで分散してます。最低音と最高音はさすがにかぶらないですね。

と思ってたら、曲が増えたらかぶってきました。

とはいえ、最低音は1-G# (1-Ab)、最高音は3-G# (3-G#)が突出していることは変わらないようです。作曲家はTubaの音域としてこの辺を念頭に置いているのかも。

  • 最も音域の広い曲トップ10

ストラビンスキー、R.シュトラウス、エルガーが2曲ずつ入りました。国もばらばらなようで、こうしてみると、音域の広さと作曲者の国との連関はあまりないんですかね。まぁ、ストラビンスキーはフランスと考えるべきかもですが。

WidestJp
  • 最も音域の狭い曲トップ10

出番の少ない曲とほぼイコールな気がします。つまらん。。。

NarrowestJp
  • 最高音の最も高い曲トップ10

R.シュトラウスやワルトトイフェル、ムソルグスキーの展覧会の絵がテナーチューバ等で吹かれることを考えると、やはりベルオーズは突出してますね。

HighestJp
  • 最低音の最も低い曲トップ10

イギリス系が半分を占めています。もっとも、国よりも最近作られた、というところがポイントかも。

LowestJp