class2014

カリフォルニア大学サンディエゴ校 Rady School of Management Class 2014

K. T.

私費(総務省)

ロータリー財団国際親善奨学生

Why  MBA=面白そう、という好奇心

Why Rady=面白そう、という好奇心

これにつきます。

一応、補足をしておくと、自分はMBAをより良い就職先確保の手段としてというより、人間修行の場、豊かな人生を送るための手段、として位置付けていました。大前研一さんが、人間が変わる方法は、1.つるむ人を変える、2.住む土地を変える、3.時間の使い方を変える、の3つであるといっていたそうですが、自分の経験に照らしてもそのとおりだと思います。

それぞれに沿って考えてみると、Radyは、

1.無名の新設校、ランク外、であり、教授も学生もアドミッションスタッフも自分なりの価値観に沿ってリスクを取ってきている変人が多い、と期待されるところで、変わった人が好きな自分としては願ってもない環境。これから2年間かけてじっくり検証していきたいところ。余談ですが、Radyは無名だからこそ良い部分も多く、これからランク入りして注目されてきた時に、校風自体が変わってしまうのではないか、と懸念しています。

2.サンディエガンの人柄は明らかに東海岸と一線を画しています。サンディエゴの温暖な気候はeasy going, positive, challenging な人格形成に確実に影響しており、自分もとにかく行動と失敗を繰り返していく人生を送りたいと考えています。

3.MBA留学自体が時間の使い方に大きな変化をもたらしますが、その中で、1学年せいぜい60人という超スモールスクールRadyでは、アメリカ人をも含めてリードしていく機会に恵まれている(恵まれているのは機会までで、実際に遂行できるかどうかは完全に自分次第。かなりハードルは高いと自覚。)と期待しています。

特定のグループと固まることなく、どれだけ深く現地に溶け込めるか、を課題に2年間取り組みます。

Radyに限らず、1人でも多くの日本人が海外に飛び出すことを応援しているので、受験生の皆さんもぜひ激しい人格形成の2年間を夢見てやり抜いて下さい。

山本 晋一朗 (やまもと しんいちろう)

Shinichiro Yamamoto

社費(某ソフトウェア開発会社)/妻と娘1人

■なぜMBA?

結論としては、MBAである必要は全くありませんでした。

私は、自分自身が学生時代に勉強してこなかったことを後悔こそしていないものの強く反省しており、、

「いつかもう一度学生に戻ってどっぷり勉強したい」という思いがありました。

それが、自分の興味が湧く分野で、会社や社会のためになるのであればなおさら良いと思って考えたら結果的にMBAでした。

学生時代から海外へ頻繁に出かけており、海外で仕事がしたいなど思っていたものの、英語に対してコンプレックスがあり、

「一度英語を実践的に学ぶ環境に身をおきたい」という思いがありました。

その環境が自分の興味がある分野を勉強する環境であればなおさら良いと思って考えたら結果的にMBAでした。

国内大手企業に勤め、ハードワークや海外出張もこなして4年間、ふと気が付くと会社のレールの上を歩いているような感覚がありました。

ただ、レールも視界もすごくぼんやりしていて、なんともいえない不快な感覚を持ちながら働いていました。

あるとき、出張先の上海で中国人エンジニアに「なぜ挑戦しない?チャンスあるのにもったいない」と吐き捨てるように

言われ涙が出てきました。

「挑戦する」なんて大げさですが、結局変化することから逃げていたような気がします。

せっかく変化するなら、自分の想像を超えたよくわからない方向に変化したいと考えたら結果的にMBAでした。

■RADYを選んだ決め手

いろいろありますが、

一番の決め手は「環境」です。

波のある海が好きで、自然が好き、のんびりした雰囲気が好きな私にとって、

治安が気になる子を持つ親にとって、サンディエゴは世界に2つとない場所でした。

2ヶ月ここに住んでみて、理想と現実に多少のギャップはあるもののやはり自分の選択は正しかったと確信しています!

森 有正 (もり ありまさ)

社費(重厚長大メーカー)

私の場合は以下のポイントでRadyを選びました。

・スモールスクール(1学年約60人=密度が濃い)

・アントレやイノベーションに強くフォーカスしたプログラム(土地柄も生かし)

・インターナショナル比率の高さ(5割弱)+変わり者が集まりそうなところ(歴史が浅いだけに)

・しっかりした母体大学、特に技術やイノベーションに強み

・サンディエゴの環境(治安、住みやすさ、オフの過ごし方のオプション、家族との相性etc.)

私は常に、「いい意味で他人の期待を裏切る」こと、ネガティブな要素があっても「それでもなお」と思えることを大事にすること、を心がけていますので、そのあたりがRadyの自由で新しいことにチャレンジする雰囲気にfitしていると思っています。また、サンディエゴの明るく開放的な環境とそこでのカジュアルな人間関係は、2年間のハードなMBAライフを下支えしてくれる舞台装置として見逃せないということも付け加えておきます。

他校に比べ情報や評判の少ないRadyですが、ご関心のあるMBAアプリカントの方は、質問やビジット時の要請等、ぜひ当サイトを通じてコンタクトしてみてください。

H. Carlos

政府系機関

私費/単身

ども、カルロスです。

日本の研究者と海外の研究者を結びつける国際共同研究コーディネーターとして働いていた際、国立大学のマネージメントに興味が湧いてきました。そのため、学校は以下の点を基準に選びました。

・公立の大学で、ユニークな大学システムがあるところ

→Radyの母体であるUCSDは、10校あるUniversity of California (UC) システムの内の一校であり、UCシステムを含めた公立大学マネージメントを体感するのに適当な学校であった。

・テクノロジーに強いビジネススクール

→日本でも産学連携強化が叫ばれる昨今、産学連携の取り組みの最先端を行くアメリカ大学の中でも、大学発Technologyを産業に結びつける事に特化したRadyは、まさにこの目的に合致していた。

サンディエゴは治安も天気も良く、一年中過ごしやすい街だとは思いますので、家族連れには最適な街でしょう。まあ、自分は単身なので治安は二の次で、逆に車で30分南下したら別世界メキシコへの近さが、Radyを選ぶ理由の一つになりました。

今後の経済発展が見込まれる中南米でのビジネスチャンスを模索しつつ、スペイン語の学習にも力を入れたいと考えています。English nameならぬSpanish nameを名乗るのも、そういった理由です。(中南米ビジネスやスペイン語をやりたいなら、スペインのMBAスクールに行けよと言われたこともありますが。。。)

Radyは設立10年未満、最後発のビジネススクールです。みんなが重視するMBAランキングにも、まだ掲載されていません。そんな名も知れぬ学校に行くのは、それなりの不安があるとは思います。僕も最初はそうでした。ただ、どこで学ぼうが、自分の中でその選択に筋が通っていれば、ランキングなんてタダの統計数字です。大切なのは自分がどうなりたいか、何をしたいのかだと思います。サンディエゴに来て以来、毎日クラスメイトと切磋琢磨して、毎日新しい事を学んでいます。Radyに来て本当によかったです。

これから受験をなさる方には、是非納得のいく学校へ進んでいただきたいです。そのお手伝いが出来れば、この上なく幸いで、その結果Radyを選んでくれたら、この上の上なく幸いです。些細な疑問質問感想でも、是非メーリングリストにご連絡ください。

I.Yamamoto

ベンチャー経営

私費

2004年 法学部法律学科卒、2005年にソウ・エクスペリエンスという会社を立ち上げ、副社長として会社を経営してきました。私は2012年夏から、RadyのFlexMBAという、社会人向けのMBAプログラムに参加しています。入学当時30歳です。

平均週4日ほど学校に通うFulltimeMBAとは異なり、FlexMBAの授業は金曜日と土曜日に朝から晩までぎっちり詰め込まれています。生徒の年齢層もFulltimeより若干高く、同級生20人強のうちマネージャークラスが5人以上、起業準備中が数人、医者が3人、と多方面で活躍しているエグゼクティブ層が集まっています。単位取得数やカリキュラムはFulltimeと変わりません。ついていくのが大変です笑。

■MBAを志した理由

・会社の成長に自分の成長が追いつかなくなっていくのを感じた

・ゼロから1を創りだすのと、1を10にするのは異なるスキルが必要。自分は両方のスキルが欲しかった

・経営の基礎も知らずに意思決定を続ける自分に危機感を感じた

・長い人生のなかで絶対プラスになると思った

・日本国外に、特にアメリカ西海岸に住んでみたかった

■ビジネススクール選びの基準

1.コアカリキュラムの丁寧さ

   いきなりケースディスカッションだらけの学校にはついていけないと思った!

2.卒業生コミュニティとのフィット

   一生の付き合いができる人たちか?誇りを持ち、自分がアクティブな立場を取りたいと思えるコミュニティか?

3.クラスサイズ

   好きなアーティストのライブは、小さいライブハウスで観たい派です。

4.アントレの気風

   世界の変人が集まる場所に身を置きたい。

5.生活環境

   Work hard / Play hardを実践できるか?

こんな基準に則りトップスクールも含め7校ほど受けましたが、オファーをもらった3校のうち、キャンパスに来た瞬間に「絶対ここだ!」とビビビときた第六感で決めました。

ぜひみなさん、ビジットにいらしてください。

MBAは意味があるのでしょうか?リターンがあるのでしょうか?では、ある人が意味がなかった損したよー、と断言したとして、それを聞いてじゃあやめよー、と思うのでしょうか。Radyは、自分でここに来た意味をゼロから創れる方でしたら、とてもフィットする学校だと思います。

同級生とは出会ってまだ1ヶ月ですが、この2年間を最高のものにしようと必死な人でいっぱいです。自分が選んだ道をベストチョイスだった、と胸を張っていえるために、これから我々も頑張らねばなりません。

ぜひ一度、サンディエゴに、Radyに遊びにいらしてください。我らClass of 2014ジャパンチームの面々がキャンパスを(そしてビーチも!)ご案内します。

(執筆:2012年9月 サンディエゴにて。加筆するかもしれませーん!)