他学部聴講

Radyスクールでは、総合大学であるUCSDのネットワークを、他学部聴講という形で活かすことも出来ます。まずは、Radyの豊富なファイナンスの教授陣を活かし、2014年に新設されたMSF(Master of Finance)が選択肢となります。また、MBAと学問分野として近い、IR/PS(国際関係)&経済学部は、校舎の立地としても、お隣&そのお隣と、受講をしやすい環境にあります。実際、他学部聴講をする場合には、これらの二つの学部の講座を聴講するケースが多いとのことです。

具体的には、IR/PSでは、各国のビジネス環境、あるいは各国の経済にフォーカスした科目が開講されています。例えば、日本経済を受講すると、日本人は授業を受けると同時に、自分の知識や体験を説明する側にもなります。これはまさに、Radyスクールで普段やっている日本のケースを共有する発言の応用です。

また、経済学部ではPh.Dコースのミクロ・マクロ・計量経済等の様々な科目が開講されています。特に計量経済はファイナンス、計量分析の応用分野として、Radyスクールで学んでいることを一歩深めることになります。あるいはそこまで深入りしなくても、気軽に学部レベルのコースを受講するという選択もあります。

他学部聴講には、(1)Radyのelective単位として認定を受ける場合と、(2)単位認定を受けない純粋な聴講と、2パターンがあります。Elective単位認定を受けるためには、「自らのgoalにその大学院科目が必要であり、Radyスクールで開講される講座ではその代替とならない」ことを副学部長に文章等で説明する必要がありますが、それほど難しいことではありません。なお、Elective38単位のうち組み入れ可能な単位数は、原則としては12単位までとなっています。

Radyスクールにおいては、特別な興味分野を持った人への例外的な扱いでは無く、受講スケジュールの説明の中でも頻繁に言及される1オプションとなっています。簡単に、他学部聴講までのステップを紹介しましょう。

いかがでしょうか。決して、お手軽なものではありませんが、そこに関わるスタッフは皆フレンドリーなので(少なくとも、上述2学部での聴講の場合)、ストレスには感じないはずです。特にRadyスクールのacademic advisorは、このプロセスを通じて、様々な相談に乗ってくれます。すぐに顔見知りになれるので、皆まで説明しなくても、次のステップを教えてくれるようになるでしょう。そこはやはり、コンパクトなスクールならではのメリットと言えるでしょう。