class2011

カリフォルニア大学サンディエゴ校 Rady School of Management Class 2011

5期生であるClass 2011は、日本人学生としては過去最大の4名となりました。各分野のスペシャリストがタッグを組んで日本プレゼンスをアピールしています。

K Wakamatsu

社費(素材系メーカー)

慶應義塾大学経済学部 卒 (開発経済・環境経済・エネルギー)

まだ、ランキングには載っていないので、そんなに知られていないかもしれませんが、非常に新しいながらも、Technology・Marketing・Finance・Economicsというフィールドでどれも秀でているだけでなく、サンディエゴと言う次代の技術を担う町の中核大学として、規模の大小に関わらずそうそうたる企業とのネットワーキングを使うことで色々なチャンスを無限大に引き出すことが可能です。加えて、約60名弱!というSmallSizeかつ多種多様な人材とのコラボレーションもかなり魅力だと思います! 是非、いらして下さい!!

選択科目に関しては、必修科目を通じて、Accountiing, Finance, Organization, Communication and Promotionをもう少し深く学びたいという思いから、以下の様な選択科目を取りました。

個人的にはCleanTechにも興味が有るのですが、それはL2Mのテーマで扱ったり、Net Impactの活動として行うので、敢えて選択科目の中には入れていません。

【選択科目履修履歴】

Y.Y.

私費(経営コンサルティング出身)

早稲田大学 理工学部 卒

受験準備を始めるまでRady Schoolの存在はまったく知りませんでしたが、卒業生と話をするうちに、即座にperfect fitであることを感じました。そしてその直感は間違いなく正しかったと感じています。

Fit感 その1: 

UCSDのサイエンス分野はとても充実しており全米トップクラスにランクしています。そしてUCSDのあるサンディエゴは特にバイオ・テクノロジー分野の産業集積が目覚ましく、多様なビジネスシーズに溢れています。というわけで、同分野へのキャリアチェンジを考えている私にとっては“東のMIT Sloan, 西のRady”という位置付けでした。実際に入学してみると、学校周辺には本当に沢山のバイオ・ベンチャーがあり、インターンシップやコンサルティング・プロジェクトの機会に恵まれていることに驚く日々です。

Fit感 その2: 

新しいビジネススクールに魅かれたのは最新鋭のハード面だけでなく、ソフト面の方が大きかったです。「教授やスタッフもrisk takeしてRadyにきている」という卒業生の言葉が、起業を志す私の心に強く響きました。実際に彼らと接してみると、スマートにrisk takeしつつも、南カリフォルニアで豊かな人生を謳歌していると感じます。

Fit感 その3: 

スクールビジットして感じたことは、学生とスタッフのフレンドリーさに尽きます。ハワイほど派手すぎず、控え目かつ上品な高級リゾート地であるLa Jollaの街は「ここで勉強したいに住みたい」という気持ちを大いに盛り上げてくれました。 実際に住んでみると、日本に帰りたくなくなります。ホームシックにかかるどころか、一時帰国すらしたくありません。就職活動のために泣く泣く一時帰国した際も、「早くサンディエゴに戻りたい」と思うばかりでした。

【選択科目履修履歴】

池田 栄次(いけだ えいじ) Eiji Ikeda 社費(ICT企業、ワイヤレス・テクノロジー関連の開発、及び、事業企画を経験)東京大学 大学院工学系研究科物理工学専攻(99年卒) 高分子物性研究私にとって、MBAにおける大きなテーマは「進化」です。進化を目指すのであれば、進化を続ける環境に身を置くことが最善の方法だと考えました。

IT系出身の自分としては、スクール選択時にハイテクとの関連性を重視しました。カリフォルニアは特に新興分野の発展が著しい地域で、とりわけサンディエゴは、ワイヤレス、ライフサイエンス等で有名です。これらは、時には異種産業同士が融合しながら、さらに新領域が開拓されるなど、今後もダイナミックな進化が期待される新しい分野です。

Rady School of Managementは若いスクールです。つまり後発参入です。後発参入の利点は、先駆者から多くを学びながらも、過去の資産にとらわれず物事や概念の刷新が可能なことです。Radyでは常に将来を再定義することが重視されます。人とITが一体となりはじめた2000年代に地域の要請によって誕生し、常に変化をドライブし自らも進化し続けるスクール、それが私の目から見るRadyの姿です。

【選択科目履修履歴】

仲村 俊文 (なかむら としふみ) Toshi Nakamura 

セントラルバンカー

正直に言ってしまえば、Radyが最初から第一志望だった訳ではありません。しかし、トップ5くらいのドリーム校の結果が芳しくなく、「『どうせ』ドリーム校に行けないなら…」と考え出したとき、Radyを第一志望と定義しなおすことに私に迷いはありませんでした。そこには二つの更なる「どうせ」がありました。

「どうせ勉強はするのだから、リラックスタイムを満喫できるMBAへ」

ビジネススクールで学ぶのであれば、どうせ寝る間を惜しんで勉強することになるはずです。であるならば、遊びすぎてしまう心配なんてありません。しかし同時にリラックスできる時間が無いなんてことはないでしょう。ならば、リラックスの時間の質が高い方がトータルでみて得じゃないですか。夕日が沈むまでに海に行きたい、日曜は昼からベランダでビール片手に昼寝するぞ、そんな強い思いがあれば、メリハリのつけ方なんて自ずと身につくのです。

サンディエゴの夕日は格別です。澄んだ空の中、太平洋に沈む夕日は、オレンジだったり、ピンクだったり・・・サンディエゴで太陽が沈むころ、日本ではその太陽が南中しお昼の時間なんだな、などと考えて日本に残る妻や友人、同僚達に思いを馳せることもあります。そんなにいいとこなの?と疑問ですか、では身近にいるアメリカ人を見つけて聞いてみてください。ラホヤ(大学の所在地です)ってどんなとこ?と。

「どうせ仲良くなれる人数が限られているなら、最初からそのサイズのMBAへ」 

MBA帰りの人に、どれくらいネットワークが広がりました?と聞くと、よく聞かれたのは「すごく仲良くなった人が数人と、あとは広く浅くかな」といった答えでした。確かに学年で500人、1000人もいれば、すごく気が合う人も見つけられるのでしょうし、自然と知り合いの数も増えるのでしょう。マイミクの数を増やすことに快感を覚えるという人ならば、それもまたいいのでしょう。

しかし、少なくとも私は四百人で構成される福岡高校53回生ですら、3年も一緒に過ごしたのに顔すら覚えきれていません。そんな状況にありますから、なん百人で構成されるなんとかスクール2011のネットワークを活用しきれないんじゃないだろうかと思いました。とはいえやっぱり、どうせMBAに行くならしっかりと溶け込みたい。それなら最初から、仲良くなれるサイズのMBAコースに行けば良いわけです。Radyは本当に少ないですよ。日本の一年生の多くが、友達を100人作って富士山の上でおにぎりを食べたいという野望を持つ中で、その六割程度でいいのです。

もちろん規模の小ささに弊害が無いこともありません。専門科目を極めようと思えば、自分で動いて講座を設置する必要があります。しかし、小ささ故に、同じような興味を持った人間を簡単に集められることも事実です。また、規模が小さいからこそ、お互いの特徴を認識してます。「こいつの英語は分かりにくいけど、たまに授業をひっくり返すこと言うから注意深く聞いてやるか」と思わせることだって出来るのです。

【選択科目履修履歴】