合格体験記

使用教材/勉強法/塾など

以下は個人の感想です。あくまでも参考程度にご確認ください。

class of 2015(K.H)

TOEFLは純粋に英語能力が問われる一方で、GMATは基礎的な英語能力はもちろん重要ですが、それ以上にテストとの相性やどれだけタイムマネジメントができるかが重要だと感じました。

例えば、私の場合、英語能力は他の合格者より高かったのですが(海外留学経験あり)、GMATはとても苦労し、計4回受験したのですが、結局目標としていた点数は取得することができませんでした。一方で、私の同期は2回目で710点を取得した人や、少し過去問を解いて初受験で690点を取得しています。

複数の塾や教材を解いて言えることは、残念ながら、タイムマネジメントやGMATとの愛称は勉強で短期間に解消できるものではないと思います。基本的にはその人の地の頭のよさに加えて、テスト当日の思い切りのよさや、運によるところが大きいかもしれません。とういうわけで、私の場合はかなりのお金と時間を費やしましたが、以下の情報が今後受験する人のお金と時間の節約に少しでも貢献できればと思います。

TOEFL(84点 → 106点)

【塾】

・アゴス(Reading/Listening/Writing/Speaking)

正直ReadingとListeningは不要だと思います。目からうろこな勉強法はありません。問題のタイプを理解した上で、あとは自分の不得意分野を地道に伸ばすだけです。OGや問題集を解いてしっかり復習することをおすすめします。私はListeningはOGの問題は覚えるくらい聞きました。Readingはかなり苦労しましたが、Barronsの問題集や、GMATのReadingをこなすにつれてスコアが上昇しました。

Writing(Integrated)とSpeakingのコースはともにおすすめします。Writingは私はオンラインで受講しましたが、十分だと思いました。スコアがずっと23点あたりでの伸び悩んでいましたが、アゴスのテンプレートを使いはじめてから、コンスタントに25以上とれるようになり、最終的には28まで伸びました。Speakingはとにかく話すことが大事です。ちなみにアゴスの練習方法は23とるのに十分ですが、それ以上は難しいと思います。

・YES Writing Essay

強くお勧めします。英語のエッセイライティングの基礎が学べます(知ってるようで実は知らない)。自分の回答をどのように論理づけるべきか、どのようなロジックで書くのかに加えて、きちんとしたグラマーの採点が受けられます。似たようなオンラインのサービスはいくつもありますが、採点の質が違います。Essay Writingのスコアアップにお悩みの方はすぐに受講することをお勧めします。ちなみにここで学んだ知識はMBAでも活用していて、とても役立っています。

・Web TOEFL

IntegratedとIndependent両方受講しましたが、全くスコアが伸びませんでした。まず、テンプレートが良くないのと、採点の質が悪いです。ただし、ブログはテスト会場や試験の予約速報などがあり、頻繁にチェックしていました。

【教材】

・Official Guide(OG)

説明不要。全て解くべし。

・Barrons

OG解きまくった後で解くべし。問題数が多いのと、PCで本番さながら解けるのがGood。少しだけ難しいが、問題傾向はかなり近い。

・Longman

簡単すぎる。Barronsのほうが絶対いい。

・TOEFLテスト英単語3800

説明不要。全てのランクの単語を覚えるべし。覚えた単語はGMATでも、その後のMBAでも強烈に役に立つ。他の単語帳は不要!

・Mastering Skills for the TOEFL iBT

たまたま本屋で見つけて購入。英語の学習にはとてもいいのだが、Barronsでお腹いっぱいになったため、ほとんど解けず・・。

GMAT(560点 → 640点)

【塾】

・YES(SC、文法クラス)

強くお勧めします。YESが好きな理由は、GMATの点数が良くなることに加えて、基礎的な英語能力が高まることです。文法クラスはOptionalみたいな感じになってますが、原則必須です。知らないとSCの授業で一人だけ置いてけぼりになります。結局みんな受講しているようでした。だいたい8回以上受講している人が多いようでした、私も16回受講しましたが、10回を超えたあたりからコンスタントに8割程度とれるようになりました。

・イフ外語学院(RC)

ビデオ講座を受講。まあ、結果的には受けなくてもよかったかなという感じがなくもないですが、問題をカテゴライズしてなんとか機械的に解こうとするアプローチはユニーク。説明が後付的なところがいなめないので、これでRCの点数が劇的に改善することはないと思いますが、奥の手で受講してみるのはありかと思います。

・Affinity(CR、AWA)

CRは効果が見えず。わりとありきたりな説明の印象だった。(結局CRは理屈で考えてもわからないという結論に至りました。難しい問題は、飛ばすか、消去法で明らかな間違いの選択肢を落とすことに集中し、正解の選択肢の確かさにこだわらないことをおすすめします。)

AWAは役立ちました。テンプレートが簡単でいいです。5点は取れますが、それ以上はテンプレート以上のきちんとした論理や正しい英語能力が必要です。

・アゴス(PC集中対策講座)

正確な名前は忘れましたが、PCで問題が解けますみたいな講座です。わらにもすがる思いで最後のテストの直前に受けましたが、残念きわまりないです。まず、ソフトがへぼで、完全にPCで解けません。pdfみながらみたいな感じで、全く意味なしでした。OG13thを解き飽きたら、Verbal 2ndや、以前のOGを解くことをおすすめします。

【教材】

・GMAT Prep

説明不要。2つの問題セットがあるが、両方ともすぐに解かないことをおすすめします。まずは1つ目のセットを一度とき、本番前にもう一度そのセットをときます。最初に解いた点数はだいたいそのままテストの点数になることが多いようですが、二回目以降は50~100点マイナスしたスコアが本番のテストになる場合が多いです。2つ目のテストセットは2回目以降のテストに向けてなるだけ保存しておきましょう。本番とほぼ同じテストはこの世にこの2セットしか存在しません。私は4回受験したので、結局なんども使用することになり、結果としてタイムマネジメントの練習はできませんでした。

問題練習としては、OGに加えて、GMAT PrepのQuestion Packの購入をおすすめします。VerbalとMathの合計で600以上の問題をGMAT Prepに追加できます。また、問題の傾向は少し違うのですが、Manhattanのなんらかの教材を購入するとついてくる、6つの問題セットもとても役立ちます。

・Official Guide(OG13、12、11、10、Math、Verbal)

説明不要。GMAT Kingを使用して、PCで解くことを強くお勧めします。GMAT Kingには答えはないので、答えをOGで確認する感じです。

・GMAT King

OGをPC上でとけるソフトウェア。過去の間違えた問題の答えを記録してくれるので、どの問題をどの答えで間違えたか確認でき、自分の弱点がわかる。コメントを書き込めるので、間違えた問題をなぜ間違えたかノートとしても使用できる。かなり強力。

・マスアカ

説明不要。最低2回は解くべし。

・Manhattan GMAT

塾に全く通わずに勉強するならこれがおすすめ。問題のタイプの説明や取組方はすべて網羅されている。基本的に塾は日本人向けに日本語でタイプと取り組み方を解説しているのと、ネイティブじゃない人がどうすれば納得のいく答えをだせるか考えているところに付加価値がある。Manhattan GMATを一通りとけばGMATとはなんぞやがわかります。

Manhattan GMATが素晴らしいのは、問題集を購入するとついてくる、6つの問題セットです。私は最初は手をださかなったのですが、GMAT Prepの問題を解くより前に、こっちをもっと解いて、Prepは本当に本番の前だけ活用すればよかったと思いました。

・Barrons

TOEFLが良かったので、購入してみたが、全くのはずれ。問題の傾向が違いすぎました。

・GMAT 完全留学(本)

全く役にたたない。まず情報が古いのと、不要な情報が多い。GMATの問題傾向はOGの説明欄を読めばたいがいわかります。

・英文スピードリーディング、Academic(本)

RCの強化のために購入。直接GMATの点数に結び付いたかどうかは不明だが、コンテンツはとてもおもしろかった。普段の読み物として、TimeやScentific Americanは続かなかったので個人的にはこっちのほうが良かったです。

class of 2015(匿名希望) ※ご不明な点があれば、お問い合わせ頂ければ回答いたします。

留学に行けるレベルでは全くなかった英語力から、如何にして留学を勝ち取ったかをお伝えしたいと思います。私の場合は、そもそも英語が苦手だったので、TOEFLにはものすごく苦労させられました。一方で、GMATについては、「Mathは簡単だし、Verbalも何回か受けていれば良い点が獲れるだろう」という軽い気持ちで臨んでいました。(理系の日本人には、こういうタイプの人が多いと思います。)

当時、仕事がもの凄く忙しく、まともに勉強ができるのは往復の通勤時間(計3時間/日)及び休日(1日/週)くらいでした。そのため、少ない時間でも効果的に勉強できる方法を見つけることが必須でした。私と似たような境遇にある方のご参考となれば幸いです。

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TOEFL(36(R6,L7,S8,W15)→95(R27, L26, S17, W25))

初めてTOEFLを受験したときは、Readingの単語、Listeningの速度、Speakingの題材、Writingの分量を前にして「茫然自失」でした。今となっては良い思い出ですが、当時は全く笑えませんでした。タコ殴りされすぎて、反撃する余裕もなく真っ白に燃え尽きましたが、あきらめたらそこで試合終了だと思って粘り続けました。

【教材】

受験対策としては、単語集、TOEFL Official Guide及びTOEFL Practice Online(+塾が提供するSpeakingとWritingのテンプレート)が最重要だと思います。それ以外の教材については、高度な英語への慣れ及び地力向上のための手段として活用すべきかと思います。

○TOEFL TESTワードパワー5000(単語集:テキスト&CD)

→廃盤。現在は「TOEFL TEST究極単語(きわめたん)5000」として販売

本が2,100円、CDが2,940円と少々高いですが、単語だけでなく例文も合わせて記載・録音されています。日本の受験英語しか学んでいない私としては、単語の文中での使い方を同時に学べる意味で、非常に有効でした。かの有名な「TOEFLテスト英単語3800」も使ってみましたが、私としてはこの単語集の方が記憶しやすかったので、一本に絞って活用しました。ただし、個人個人の勉強の仕方や好みに依ると思いますので、自分に合うと思う教材で勉強した方が良いと思います。(「単語数が少ないから」という邪な考えで、最初はベレ出版の「TOEFL iBT 頻出英単語1700」を購入しましたが、内容が全くオーガナイズされていないのでお勧めしません。)

○TOEFL Official Guide(テキスト&CD-ROM)

言うまでもなく、はじめの一歩として必須です。全問正解できるまで、サンドバッグを叩きまくりましょう。

○TOEFL Practice Online(オンライン教材→録音して活用

超重要です。過去のTOEFLの本番の問題が安価で提供されており、こちらを反復練習することで相当の効果が出ました。プロメトリック(TOEFLを運営している日本法人)のHPであれば、ETSのHPからよりも多くの問題を購入することができるので、こちらを利用することを強くお勧めします。過去20回分くらいの試験が売っていたかと思います。一定期間中は繰り返し練習ができますので、何度もやり直すことで試験の形式に慣れるとともに、英語力を向上させることができました。また、私の場合は、家で勉強する時間を十分に取れませんでしたので、1回分のテストを受けた後に、復習のために音声をiPodに入れて、往復の通勤電車の中で聞き続けていました。TOEFL Practice Onlineを利用中は特殊なソフトウェアが立ち上がってしまいますので、録音の仕方にコツが必要です。

○その他の教材

正直なところ、本番の試験と形式が違いますので、TOEFL対策と思わずに使うべきだと思います。また、こういった教材のSpeakingやWritingの模範解答は、私のように海外経験の無い日本人にとって、本番試験中に回答するのが無理だと思われる難しい言い回しを使っていたりしますので、そのことを念頭に置いて勉強することをお勧めします。リスニングについては、National Geographic Daily Newsという超良質のPodcastがあったので、それを聞き込んで理系的知識を得ていました(すでに提供が終わっているようです…)。その他、アメリカ合衆国の歴史本(英語で書かれた簡単なやつ)を読んだり、Washington PostやNew York Timesのウェブサイトを読んでいました。

【塾】

○ア○ス

内容的には、授業を受ける必要は無いと思いますが、授業に出席することで「俺は今、勉強しているぞ!」といった一定の安心感を得ることができます。また、WritingとSpeakingのテンプレートだけは使えます。ただし、Speakingのテンプレートは冗長なので、私のように英語で会話をしたことがないスピード不足な日本人にとっては、コンテンツを話す時間が足りなくなってしまいます。そのため、短くするモディファイが必要でしたが、私の場合はア○スのテンプレートを信用しきって失敗しました。(短くモディファイした後にさらに良い点が出ましたが、時既に遅し。。。)

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GMAT(540(M50, V15)→680(M50, V31))

早めに対策を始めることをお勧めします(自己反省的)。私は、TOEFLに手こずったため、GMATの勉強を始めたのが10月中旬になってしまい、ほぼ無勉強(Prepを1回解いただけ)で挑んだ初回受験で540点を受け取った時には多少焦りました。ただ、Mathは最初から安定して50点を獲れていたため、Verbalに集中して勉強できたのが救いでした。AWAは、TOEFLのWriting対策をしていれば無対策でも3.5~4点は取れると思います。また、IRについては、問題数が少ないために安定した成績を獲れませんでした(4~7点)。IRについては、少し考えて「時間がかかりそうだ」と思ったら、迷わずに捨て問題とすることが必要だと感じました。ただ、AWAやIRがどれだけ受験で考慮されているのかは分かりません。

【教材】

○The Official Guide for GMAT Review 13th Edition(テキスト&iPod用アプリ

テキストも買いましたが、イスに座って勉強する時間がなかったので、公式のiPod Touch用のアプリを購入・ダウンロードして細切れの時間を活用して勉強しました。「このアプリが無かったら…」と思うとゾッとします。テキストと全く同じ問題と解説が含まれていて、間違えた問題だけを選択して繰り返し解くこともできるので、まとまった勉強時間を取れない方には超お勧めです。

○The Official Guide for GMAT Verbal Review 2nd Edition(テキスト)

↑のOfficial Guide 13th Editionのアプリ版を何度か解いた後に、その効果の確認のために1回だけ通して解いて、間違えた個所だけ解説を読みました。ある程度の正答率だったので、時間がないこともあり、それ以上はやりませんでした。こちらも、やり込めば相当の効果があると思います。

○GMAT Prep

タイムマネジメントの練習として活用しました。解説がありませんので、勉強自体はOfficial Guideを使ってやった方が良いと思います。

○その他の教材

時間がなかったので、手を出しませんでした。

【塾】

時間とお金がなかったので通いませんでした。