8月4日(水)に、東京地方裁判所と東京警視庁を「憲法Ⅰ」と「基礎演習」を受講する学生たちで見学しました。 警察官希望の学生たちは、警視庁と警察庁の違い、都内で働く警察官の人数、携帯サイトの危険性などを学びました。東京地方裁判所では、特定の事件を傍聴し、裁判官、弁護人、検察官が「彫像」ではなく、呼吸をする生身の人間であることを学びました。 参加した学生の感想文を紹介します。
法学部一年(執筆当時)
8月上旬に東京地方裁判所と東京警視庁を見学してきました。この年齢になってから初めての訪問でした。最初に東京地方裁判所に行き、裁判を傍聴しました。はじめ、裁判官は冷静で恐い感じではないか、と想像していました。しかし、実際は少し取乱した訴訟当事者に微笑んで話しかけたり、優しくなだめたりしていたので驚きました。裁判になる色々な事件は自分とは関係のない遠い世界での事と思っていましたが、実際に裁判の様子を見てきて、身近に起きていてどこにでも起こりうる事件なのだ、と改めて感じました。 次に東京裁判所の近くにある東京警視庁を見学しました。 はじめに、警視庁と警察官の違いをクイズ方式で学びました。更に映像で活動内容を見せてもらいました。交番で勤務している他に、パレードの先導に当たる白バイ隊員、警察犬の活動などを見ました。最後に、警視庁の歴史博物館的な警察参考室を見学しました。 昭和10年からの制服の移り変わりや階級章、事件に関わった資料もしくは品物、都道府県ごとのマーク、更にはナイフや拳銃も飾ってありました。警察の歴史に関するものを見たのは初めてで、いい体験になりました。 今回2か所見学してきましたが、今まで自分が想像もしていなかった光景があったり、実物を実際に見れたり足を運んで良かったと思います。最後に裁判員制度が始まっている現在、裁判を見に行って損はないので、もう一度見に行こうかなと思いました。