本サイトに書いてあることは、現在の調査・研究から言えることです。今後、調査が進めば、「現在の調査結果や推定は誤っていた」ということになるかもしれません。
「そんな不正確な情報を公開して良いのか」、という批判もあるかと思います。しかし
●一般に、「正しい」と言い切ることは不可能です。
●推定をする際には、さまざまな前提が付き物です。その前提に対して新たな情報が加われば、結果も変わります。また、調査に時間と人手をかければそれだけ精度が上がります。これを機会に、さまざまなデータが出てきて、推定精度が改善されることが大切だと考えています。
●個別の生物の減少、絶滅、そして生物多様性の損失は緊急的な課題となっています。そのため、「現段階でははっきりとわからないから、公表しな い」という方針では、手遅れになってしまうかもしれません。そこで私は、どのような前提を置いてどのように推測したかをはっきりさせつつ、現段階で分かる 範囲のことを公表することも重要だと考えています。
研究者の方々は、私が用いた仮定、推定方法などを批判・改善し、より精度の高い推定をしていただけると助かります。