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西嶋 翔太(ニシジマ ショウタ)
博士(農学)
国立研究開発法人水産研究・教育機構 水産資源研究所 浮魚資源部 研究員
連絡先
〒236-8648 神奈川県横浜市金沢区福浦2-12-4
Email: nishijima_shota(at)fra.go.jp, nishijimash(at)gmail.com
NEWS
2023/10/25 生物多様性、保全、管理のための統計モデリングについての国際シンポジウムを開きました [link]。大勢の方に参加していただきまして、どうもありがとうございました。
2023/03/16 トラフグ伊勢三河湾系群を対象に、加入前調査の小サンプルデータに使ったランダム効果モデルで資源量指標値の標準化を行うことで、個体群動態の短期的な将来予測の性能が向上することを明らかにした論文がCanadian Journal of Fisheries and Aquatic Sciences誌から発表されました [link (open access)]
2022/05/17 東京湾の環境DNAに関する共著論文が出ました。夏季の貧酸素水塊が生じると、環境の異質性が高まるのに対し、種構成は均質化することを示しました。おそらくこれは魚が貧酸素水塊を避けるように移動分散することで、どこでも似たような種がみられるようになったからだと思われます [link]。
2022/03/08 上位捕食者の除去が中位捕食者を増加させ、両方の捕食者の餌生物を減少させる「メソプレデターリリース効果」が生じる数理的な条件を明らかにした共著論文がOikos誌から出版されました[link]
2021/09/01 環境DNAを使って東京湾の魚類相を調べた共著論文がRegional Studies in Marine Scienceから出版されました [link]
2020/12/27 海洋の生態系サービスについての特集号がPopulation Ecology誌から出版されました。気候変動に対する魚類と漁業の応答やサンゴ礁の文化的サービスや環境に対する水産資源の応答について明らかにした様々な研究を扱っています。
2020/09/09 Population Ecology誌から論文が出版されました。状態空間モデルでスルメイカ資源の生産性がレジームシフトで変化することを明らかにした研究です
アメリカ水産学会のSplash and Dashというバイアスロンで優勝しました
アメリカ水産学会に参加してきました(2018年8月)
過去のNews
2020/07/20 水研機構の組織再編の伴い、所属が水産資源研究所・浮魚資源部・浮魚第一グループに変わりました
2020/02/07 Vector-Autoregressive Spatio-Temporal (VAST) モデルのワークショップを開催しました[link]
2019/10/02-04 タイのバンコクで開催されたFAOによるSustainable Development Goals (SDGs) のワークショップ「The Capacity Development Workshop on Stock Status Assessment and Estimation of SDG Indicator 14.4.1 for the Asia Pacific Region」に参加してきました
2018/08/25 アトランティック・シティで行われたアメリカ水産学会に参加してきました。漁具能率の変動要因を解明するための統合モデルについて口頭発表しました。また、Splash & Dashというイベント(スイム400m&ラン1マイル)に参加して優勝しました!初代チャンピオンです。
2018/01/10 アメリカザリガニの環境改変による自己促進効果について明らかにした論文がBMC Ecologyに掲載されました。Yahoo!ニュースや朝日新聞、日本経済新聞などいくつかのメディアに取り上げていただきました。
2018/12/11 ロシアのウラジオストクで行われた北太平洋漁業委員会のマサバ・サンマ資源評価会議に参加してきました。それはそれは寒かったです。
2017/12/10 先日プレス発表した内容について、Yahoo!ニュースに取り上げていただきました。 他にも日本経済新聞、マイナビニュース、ニコニコニュース、環境展望台、PR会社にも取り上げられました。
2017/12/06 生態系の崩壊(レジームシフト)を予兆したり、劣化した生態系を修復するのに、種構成や種間相互作用に着目した群集生態学的なアプローチが有効となることを理論モデルと文献レビューを用いて提案した論文がEcological Indicators誌に掲載されました。オープンアクセスとなっておりますので、どなたでもご覧いただけます。京都大学からプレスリリースもされています。
2017/10/04 横浜国立大学エコキャンパス白書2017に生物多様性フットプリントの研究内容が紹介されました。14ページです。
2016/12/17 信州大学教育学部で行われた信州生態研究会にて口頭発表をしてきました。諏訪湖などで蔓延する浮葉植物ヒシが引き起こす履歴現象についての話をしました。
2016/11/6 Limnology誌にて発表した共著の論文が日本陸水学会の論文賞に選ばれました。ザリガニへの耐性・餌にとっての隠れ家の機能が水草種間で異なることを実験で明らかにした研究です。
2016/9/28 中央水産研究所で行われたミニシンポジウム『数理・統計モデルにより探る水産資源・進化生態・外来種の問題の解決策』で発表しました。
2016/9/9 九州大学で行われた数理生物学会に参加し、「気候変動下における植物―送粉者系の生態進化動態」について口頭発表してきました。普段聞かないような話も多く、刺激になりました。
2016/7/29 シンポジウム「Alternative stable states: a unifying concept in global change ecology」に参加し、富栄養化した湖の回復が浮葉植物によって妨げられる仕組みを数理モデルで解析した内容について発表しました。異なる分野やアプローチに発表をいろいろ聴けて興味深かったです。
2016/7/25 Ecological Indicators誌に原著論文が掲載されました。新しい生物多様性フットプリント指標を開発し、木材貿易が鳥類の絶滅リスクに与える影響を評価した研究です。9月13日までここからフリーでダウンロードできます。横浜国立大学からプレスリリースが出ています。
2016/6/24 共著の論文がUrban Forestry & Urban Greening誌に載りました。都市部の小規模緑地の鳥類の個体数と種数に対して、植生構造の異なるコリドーが与える影響を比較した論文です。8月12日まではここからフリーでダウンロードできます。
2016/6/1 水産研究・教育機構の中央水産研究所に異動しました。これからは水産物の資源評価・管理の研究をする予定です。
2016/5/23 統計数理研究所の江口真透先生をお招きして、Maxent勉強会を開催しました。数式が多く、なかなか難しかったですが、最大エントロピーの原理についての理解が進みました。
2016/3/22 仙台で行われた第63回日本生態学会大会で自由集会『生態学×国際貿易―国境を越える人間生活の生態影響』を開催しました。参加してくださった皆様どうもありがとうございました。
2016/2/17 横浜国立大学で「ダムによる生態系サービス損失の経済評価」セミナーを開催しました。約40名の方が参加されて、発表も参考になるものばかりでした。僕は最近Scienceに出た記事やそれに引用されている文献を簡単に紹介しました。
2016/1/26 共著の論文がNature Geoscience誌のオンライン上に公開されました。国際貿易に伴って発生する窒素汚染の程度をフットプリント指標として定量化しました。プレスリリースが横浜国立大学とシドニー大学から出ています。複数の海外メディアにも取り上げてもらいました: Yahoo.com, Science 2.0, The Guardian, Phys.Org, Carbon Brief, New Vision, Economic Times, E&T magazine, Pacific Standard, Dispatch Tribunal, 3News NZ, Market Business News, EurekAlert, ScienceDaily, Earth Island Journal, The Marshalltown, Catch News. また、Nature Geoscience誌のNews and Viewsにも載っています。
2015/8/31 論文がTheoretical Ecology誌に載りました。物理プロセスと栄養的相互作用を統合した数理モデルを作って、物理環境改変者(生態系エンジニア)の個体群動態が系内資源と系外資源のどちらかを利用するかによって大きく変化することを示しました。受理された原稿です。