Eさん 30代・女性 (NEW!!)
Kさん 20代・女性
→(2014年 城戸賞 2次選考へ)
中岡先生の塾では、いきなりシナリオは書きません。
まず、書きたい作品のあらすじとプロットからです。プロットだけでも先生から
「じゃ、次回は箱書きね」と言われるまで、先生からの的確なアドバイスで何度も何度も考え直し、練り直します。この間、早くて数ヶ月。今の私のレベルではそれくらいの時間がかかってしまいます。(本当はもっと早くオッケーをもらえるよう努力中です)
箱書きに移っても、さらにそこで緻密な作品世界の構築、人物造形、構成を求められます。私1人の力ではまだまだ無理です。先生が本当に惜しまず、作品をよりよくするためのアドバイスやアイデアを与えてくださるおかげで、なんとか少しずつ箱書きの完成度を高めていけるのです。「じゃ、来月はシナリオにしてみようか」と言われる箱書きが出来上がるまで、未熟な私ですと半年は掛かります。残念ながら・・・。
さて、やっとシナリオです。完成度の高い箱書きができているからと、その箱書きに忠実にシナリオを起こしていくと、「表現ができていない!」と怒られます。ただの記号になっている台詞、表現になっておらず、映像が見えてこないト書き、などなど、先生から指摘されることは、どうして書いている時に気づかけなかったんだろうと思うことだけでなく、書いている時に漠然と気になっていたことも、ずばりと突かれます。先生のシナリオを診る目には節穴などありません。ほとんど毎回コテンパに打ちのめされて帰ります。打ちのめされますが、それは、作品を少しでも良くしようとされる先生の「愛の鞭」なのです。
私の夢は、いつか自分の書いた作品で、先生を泣かせることです。「いやー、君の作品で泣いたよ」といつの日か先生に言ってもらえるよう、毎日地道にせっせとシナリオを書いている私です。
手のかかる私ですが、先生、これからもよろしくお願いします!
→(2011年 シナリオコンクール2次選考へ)
私が中岡先生と出会ったの小さな脚本塾です。
最初の印象は、一言で言えば『映画人』。脚本を書かれてきた自分の生き方にプライドを持った、映画を愛している先生です。
自分が何よりも映画が好きなので、講義の中に出てくる映画の話や感想を聞く度にワクワクしていました。
授業では技術的なことは勿論のこと、脚本との向き合い方を教えて頂きました。話を頭で構成するというよりも、
登場人物の立場に立ち、その人たちの葛藤や行動を心で考えて、物語を作るというような・・・言葉で表すのは難しいですが、
登場人物のことを考えるとふと涙が出てしまう、
それくらい自分の中に登場人物を息づかせるのです。
講義を聴くうちに、そういう感覚が少しずつではありますが、分かってきたように感じました。
そんな時に見て頂いた作品が、あるシナリオコンクールで2次選考まで残りました。
自分ひとりで書いていた頃は1次を通過した経験もなかったので、非常に嬉しかったです。
1次通過を報告したときに、先生が、「本当にうれしい」と言ってくださったことが今でも心の支えになっています。
私は先生について行けば、絶対に脚本家になれる!、と信じています。
そして、何より先生ご自身のお話は勿論の事、仕事で得た貴重な経験談や偉大な先人のお話を聞くのが、とても楽しいです。
これからも努力し、先生について行きたいと思っています。