公益社団法人村山青年会議所
2025年度理事長所信
公益社団法人村山青年会議所
2025年度理事長所信
公益社団法人村山青年会議所
第49代理事長 板垣 真一
はじめに
JCに出会わなかったらどのような人間になっていただろう。幼少期から極力面倒な事は避けて、成人になっても人の繋がりを嫌い、周りを全く見ずに自分の価値観だけで目の前の現実だけを見て楽な方へ行動していました。そんな時、矢萩一志先輩の例会で声をかけられ入会したのが村山青年会議所でした。入会当初私は、人にもまちにも関心すらなく、JCを活動するきっかけよりも辞めるきっかけを探していました。しかし、むらやまに対する熱い思いを持つ仲間との運動で私の中で徐々に意識変化が起きJC活動に向き合えば向き合うほど今まで関心なかった社会問題や多くの課題を抱える故郷の為に仲間と共に目の前の現実よりも良い未来を描きたいと考えるようになった。
人口流出が招く少子高齢化、地域産業の衰退、そしてなにより先人達が故郷の為に熱い運動を起こし繫いできた思いが、現在薄れている時代、青年である私達が村山の未来を明るく照らすのだと考えます。一人では実現困難な未来でも仲間と力を合わせれば実現可能な未来を描くこともできる。同じ志を抱いた仲間と互いに成長し次世代へ想いを繫なげ、明るい豊かな社会を実現してまいります。
enjoy人作り
「JCでは、失敗しなさい。青年であるうちは、いくら失敗しても許されるから」その言葉が記憶に残っております。青年会議所は、明るい豊かな社会の実現を理想とし、次世代の責任感や情熱をもったリーダーの育成、20歳から40歳までの職業も異なる青年期だからこそ学べる多くの気づきと学びを得られる団体だと考えます。しかし、最近は「昔はJCしかない時代。今はJCもある時代」と言われているように、地域を活性化しようと活動する団体が増え、JCの魅力が伝わらず年々会員数が減少しております。今、私たちの生活の中でも多様性の求められる時代になり、自分自身が思考し行動を選択できる時代となっております。その限られた時間の中でJC・仕事・家庭と両立が難しい場合があるかもしれません。しかしこの時代だからこそ自分自身が楽しみ、考え行動し続ければ、結果は後からついてくるのではないでしょうか。人の心を動かすのも人であり、失敗は挑戦している人にしかできません。失敗を恐れずに行動することが、私達の自己成長と村山青年会議所の発展に繋がりより一層、地域から必要とされる団体になれるよう運動してまいります。
FREEDOMまちづくり
子供達は、いつの時代も次世代の未来を担う宝です。今、学校の教育でもタブレットや
スマートフォンなどの情報通信技術の発展によりアナログ学習からデジタル学習も取り入れる時代に変化し、子供の学びに合わせる指導する機会が増えております。また気軽にネットを通じて遊び事をできるようになり便利になった反面、人と人との対人関係や地域との交流が減少しております。私自身幼少期は、何も意識せずにこのむらやまで生活をしてきましたが、家族が増え親となった今、幼少期の記憶の中に地域の方々の教えや交流があったからこそ、今となってむらやまの大切さを認識できたと思います。時代が変わり昔と今では考え方が違って当然ですが、成長する過程をどのように過ごすかで子供たちの心情は変わります。学校のように教科書がない
JCだからこそできる事を、今の子供たちが親になった時、むらやまの大切さを認識できるきっかけを作り、記憶に残る運動を展開してまいります。
伝播する組織作り
私たちの活動を地域の方々に認識できるようにしましょう。村山青年会議所の運動は49年間バトンを渡して活動しておりますが、1年間の細かい活動の内容というのは、地域の方々にしられていません。今現在SNSの情報発展によりリアルタイムで活動内容が知る事が可能になっております。SNSなど駆使しながら、1年間の広報活動を市民に発信することで、市民を巻き込む運動へとつなげていけると考えます。
また、運動を展開し続ける為に、OB会や関係諸団体のご理解が必要不可欠です。現在現役メンバー全員が理事者であり、事業を実施するにも人手不足になりつつあります。私たちの運動を円滑に進めるためにも、OB会や関係諸団体にご協力してもらえる体制作り、繋がりを大切にできる運営をしていきましょう。
結び
青年会議所は大人の学び舎であり、どのような学びをするのは個々の自由です。地域産業の発展や子供たちの未来の為、自己成長の為、JCでしか出会うことのできなかった仲間作り、様々なきっかけがあると思います。しかし、これらすべて明日の村山に繋がるものです。その学び舎で私たちは何のために、誰のために、目の前の現実と向き合あいそして先の未来を描くのか。思考しその行動を起こすことで次世代の経済人材を創り、未来のむらやまを創るのだと考えます。12年前私が理事長など考えていなかったように、人が変わるきっかけは、些細なものだと思います。情熱をもって行動する仲間と楽しみながら、共に明るい豊かな未来の村山を創ってまいります。
スローガン
~きっかけ~ 次世代の為に
<事業計画>
1LOMの意識向上に関する事業
2記憶に残る青少年育成の事業
3会員を拡大する事業
4地域へ青年会議所を発信する事業