php環境導入手順
最終更新:--澪姉 2012年01月24日(火)05:37:15
はじめに
XAMPP for Windows(以下単にXAMPP)はapache2.2、PHP5.2、mySQL5.5を同時にインストールする。
個別インストールしないのと、XAMPP上から一元管理出来る点で各種設定が楽だが、初期設定のままではセキュリティ設定が甘いのであくまでローカルPC内での使用を前提で、自宅サーバとしてネットワーク公開しない(不特定多数の外部からのインターネットアクセスを受け付けない)こととする。
なお、MMD杯コードスクリプトはPHP5.2で書かれているので、XAMPPのバージョンは1.7.1以前とする(筆者の環境では「xampp-win32-1.6.8-installer.exe」を使用、1.7.2以降はPHP5.3系)
注:個別インストールでも構わないが、それぞれの64bit版パッケージはメモリ使用量が増大する傾向にあるので注意。
XAMPP for Windowsをインストール
インストール
動作確認
初期設定
MMD杯コードをインストール
インストール
動作確認
使い方
既知の問題点
XAMPP for Windowsをインストール
インストール
インストール前にskypeの使用ポート変更を行う。skypeはデフォルトでポート80番を使用しているが、XAMPPが動作する必要条件と競合しているのでskypeの設定変更を行わないと動かない(インストールは出来る)。
タスクトレイのskypeアイコンをクリック、ツール → 設定 → 詳細設定 → 接続 で「上記のポートに代わり、80番ポートを使用」のチェックを外し、上のボックスに「8888」を入力、下の保存を押して反映する。
ルータのポートマッピング(NAT)設定が必要になる場合があるが各ルータで設定方法が違うのでググれ。
XAMPPの詳しいインストール方法は →こちら を参照
特別なWindows環境でない限り、通常はこれでXAMPPのインストールは完了
設定の変更は基本的に右下のタスクトレイ欄からXAMPPを左クリックして出てくるメニューで行える他、日本人の使用者がかなり多いのでググれば大抵の問題解決ページがHITする。
動作確認
タスクトレイ欄からXAMPPアイコンを左クリック、XAMPP Control Panelを開き、「Apache」「MySQL」の名前の横に緑背景の「Running」が点灯していればサービスを開始している。点灯していなければスタート → 管理ツール → サービス から上の方の「Apache2.2」をクリックし、サービスの開始をクリック。
サービスが開始されない場合は下の「成功しなかった場合の対処」の項目参照。
ブラウザを開き、アドレス欄に「http://localhost/」と入力してエンター、黒大文字で「XAMPP」とオレンジ色のアイコンが表示されれば成功
成功しなかった場合の対処
何らかの理由でポート80番を使えない場合
skypeがインストールされていると、デフォルトで80番または8080番ポートを専有しているのでほぼ必ず引っかかる。skypeをいったん終了させると解決する場合あり。skypeを終了させたくない、またはその他の場合では以下を試す。
エクスプローラで「C:\xampp\apache\conf」を開き、「httpd.conf」をメモ帳で開く
最初の方の「Listen 80」を「Listen [::]:8888」に変更、上書き保存
エクスプローラで「C:\Windows\System32\drivers\etc」を開き、「hosts」をメモ帳で開く
いちばん下の行に「::1 localhost」「127.0.0.1 localhost」を2行追加し、上書き保存
スタート → 管理ツール → サービスを起動、上の方にある「Apache2.2」を左クリック、「サービスの開始」をクリック
ブラウザのアドレス欄に「http://localhost:8888/」を入力して試す
黒大文字で「XAMPP」とオレンジ色のアイコンが表示されれば成功
複数PCがLAN内でつながっている場合
自分のPCのローカルIPを調べてメモする → ローカルIPの調べ方
ルーターの設定を開き、「ポートマッピング」「NAT設定」などの名前の設定を探す
指定するIPアドレスを自分のローカルIP、ポートを80番または8888番などに指定して保存、ルーターを再起動(例:192.168.0.21/8888)
注1:ルーターの設定方法と各種呼び名はメーカー、機種、年式などで違いがある
注2:ルーターの種類によっては再起動は必要ない
注3:ローカルIPのTCP/IP設定で固定IPを使用しない場合、いったん全てのPCを落として再起動するとローカルIPが入れ替わることが多い。その場合再びルーターでNAT設定のやり直しになる
ブラウザのアドレス欄に「http://localhost:8888/」を入力して試す
黒大文字で「XAMPP」とオレンジ色のアイコンが表示されれば成功
その他の問題点
ググれ。頑張れ・x・b
初期設定
黒大文字で「XAMPP」とオレンジ色のアイコン表示の下の右端に「日本語」のリンクがあるのでクリック。
日本語のようこそが表示される。各種設定変更の際はここから行える(けど場合によってはちょっとめんどくさい)。
phpファイル内の日本語表示を有効にするためにphp.iniを書き換える。「C:\xampp\php」へ移動し、php.ini をメモ帳で開き、CTRL+Fを押して下記を検索、行頭の「;」を消して上書き保存
;mbstring.language = Japanese
;mbstring.internal_encoding = EUC-JP
;mbstring.http_input = auto
;mbstring.http_output = SJIS
;mbstring.detect_order = auto
;mbstring.substitute_character = none
いったんXAMPPを終了し再起動
MMD杯コードをインストール
インストール
動作確認
ブラウザのアドレス欄に「http://localhost/www/printmylist.php」を入力、エンター
作品とSKSSキーコードのテーマが抽出された一覧が自動作成されれば成功
終了するときはスタート → 管理ツール → サービスでApache2.2、mySQLの2つのサービスが開始状態にないことを確認してXAMPPアイコンからExitを選択、アプリケーションを終了(または管理ツール → サービスで2つのサービスを停止)
使い方
トップページの各リンク参照。
既知の問題点
作者があまりまじめにサポートする気がないので各員奮闘し改造に望むこと。