NPO法人宮崎がん患者共同勉強会について(注:2012年作成)

宮崎県内で癌化学療法を行っているあるいは行っていた患者さん本人とその家族を会員としていますが、がんについて勉強したい方も対象としています。ただし営利目的の参加希望者はお断ります。

・おおよそ月に1回程度の会合を予定しています。場所は宮崎市郡医師会病院講義棟(あるいはときにその他の場所で)おおよそ2時間程度の時間を予定しています。その際がん専門医、看護師、薬剤師から合計1時間程度のレクチャーを行った後、簡単な自己紹介や体験談(ご自身の病名を明かすかどうかは自由です)を話していただきます。

・患者さんの連絡先のリストを作成しますが、連絡先、病名を乗せるかどうかは希望通りにします。会合にてお知り合いになったあとは電話あるいはメールアドレスを参考にしてください。そのデータに関しては外部へ漏れないようにご配慮ください。またこの会で知り得た個人情報や会合を他の商業目的に流用することはご遠慮ください。

◎この会のメリットとしては以下のようなものがあります。

・病院あるいは担当医に問い合わせにくい悩みや疑問をお互いに相談できる。

・検査、治療についての各自の工夫を教えあえる。

・がんが治った患者さんにも参加していただくのできつい治療を乗り切った経緯、感想も聞ける。

◎デメリットと注意点は以下のようなものがあります。

・stage IV(遠隔転移ありの癌)の患者さんが多いので、時間がたつと亡くなる患者さんも必ず出てきますので仲のよい患者さんが亡くなった場合はショックを受けることもあります。

・他の患者さんの治療に対する意見も出ると思いますが、その意見はあくまでも参考程度にしてください。理由としては癌の種類が違ったりあるいは同じ癌でも個人差を考慮した上で病院側は治療選択をしていますので、疑問があれば担当医にとことん質問して、最適な治療を一緒に探してください。

・癌患者さんの会ですから自然に病気、治療についての話題ばかりになると思いますが、深刻な話題だけではつらくなります。たとえ寿命が延びてもその間癌のことばかり考えても治療の甲斐がありません。よって治療に関しての悩み、不安があっても敢えてその中でどんな工夫をしているか、お互い一緒に楽しい催し(日帰り温泉旅行、食事会など)を計画して病気のことを忘れて楽しむことを心がけてください。

◎患者さんが主体となった会ですので抗がん剤治療を受け治癒した患者さんを含めたボランティアの方々によって運営されています。

◎この会の趣旨は患者さん同士がご自身の病気の治療についてお互いに相談したいことを自由に話し合う機会の場を提供する事です。従って当会としてはその個々の活動に対しては関知しないことをご了承ください。