本ページは GMT 5-6 用矢羽根パッケージについて解説しています。本パッケ一ジは風向風速を表す矢羽根を描画するためのコマンド "grdbarb" と "psbarb" をGMTに追加します。
本バッケージを適用するには、ブラグインかパッチのいずれかを使用します。既にGMTをインストールしてある場合にはプラグインを用いたインストールがお勧めです。(GMTのプラグインについては、GMTサイトの解説ページをご覧下さい) 本プラグインは動的ライブラリ "windbarb.so" としてインスト一ルされ、GMTのメインプログラム "gmt" から実行時に呼び出されます。 パッチを用いたインストールの場合、コマンド "grdbarb" と "psbarb" は、GMTの他のsupplement package 同様 "supplements.so" に組み込まれます。
本ページより gmt-*-windbarb-plugin.tar.xz をダウンロード
tarファイルを展開
tar Jxvpf gmt-6.4.0-windbarb-plugin.tar.xz
cmake, make を実行し、インストール
cd gmt-windbarb/build
cmake -DCMAKE_INSTALL_PREFIX="GMTディレクトリ" ..
make
make install
インストール状況確認
gmt --show-modules
gmt grdbarb
gmt psbarb
サンプルスクリプト実行
cd ../test
./grdbarb_example.sh
./psbarb_example.sh
これら2つのスクリプトはそれぞれ"grdbarb", "psbarb" コマンドを用いて矢羽根をPostScript画像に描画します。本サイトの描画例PDF grdbarb_example.pdf, psbarb_example.pdfと比較してみて下さい。
GMT公式サイトもしくはミラーサイトから gmt-*-src.tar.xz をダウンロード
本ページからパッチ gmt-*-windbarb.patch をダウンロード
tar ファイルを展開し、矢羽根パッチを適用
tar Jxvpf gmt-6.4.0-src.tar.xz
cd gmt-6.4.0
patch -p1 < ../gmt-6.4.0-windbarb.patch
cmake, make を実行し、インストール (基本的に通常のGMTインストールと同じ手順です。詳細はGMTのインストール方法説明文書類を参照して下さい)
mkdir build
cd build
cmake -DCMAKE_INSTALL_PREFIX="your GMT directory" ..
make
make install
インストール状況確認
gmt --show-modules
gmt grdbarb
gmt psbarb
サンプルスクリプト実行
cd ../test
./grdbarb_example.sh
./psbarb_example.sh
GMT5-6用矢羽根パッケージは、名古屋大学 加藤さんが開発、メンテナンスされてきたGMT 3-4 で矢羽を描くためのパッチhttp://www.rain.hyarc.nagoya-u.ac.jp/~kato/work/GMT/の成果を活用させていただいています。この場をお借りして、加藤さんに感謝申し上げます。