まほろばとは、“ま”=真、“ほ”=秀、“ろ”接尾語、“ば”=場 の意であり、「素晴らしい場所」「住みやすい場所」を意味した古語です。
古事記には、倭建命(やまとたけるのみこと)が詠んだ歌が記されており、すなわち、“大和は四方に青い山々が垣のように連なり、国の中で最も優れた美しいところだ”と詠っています。
大和の国はかつて日本に設けられた地方行政区分の国の一つでしたが、現在は奈良県の領域に含まれます。
ちなみに、奈良市中心部から169号線を南下したところに、崇神天皇陵と景行天皇陵があり、倭建命は景行天皇の第2皇子か第3皇子だったそうです。
169号線の西側に並行して、山の辺の道という古道があり、今でものどかな景色を楽しめるハイキングコースとして多くの人が訪れるところでもあります。