関西学生ローイング連盟とは
◆関西学生ローイング連盟の概要
創立年月:1950(昭和25)年3月
拠点所在:滋賀県大津市螢谷2−24 京都大学ボート部合宿所 気付
方針声明:関西ローイング界の発展に向けた知見を共有財産として蓄積し、さらなるまい進に向けて活動する
連盟規約:次を参照
メンバー:次を参照
加盟団体:
19大学20団体(2021年11月時点):追手門学院大学、大阪工業大学、大阪公立大学、大阪歯科大学、大阪大学、大阪大学医学部、関西大学、関西学院大学、京都大学、京都大学医学部、近畿大学、甲南大学、神戸大学、滋賀医科大学、滋賀大学、滋賀大学教育学部、同志社大学、立命館大学、龍谷大学(五十音順)
過去の加盟団体:京都府立医科大学、神戸商船大学(現・神戸大学)、岡山大学、広島大学、広島商科大学(現・広島修道大学)
開催大会:2大会
夏:関西学生新人レガッタ(滋賀県立琵琶湖漕艇場:関西学連の主催)
秋:関西学生秋季選手権(兵庫県加古川漕艇場:関西学連の主管)
主要活動:ローイング競技の大会・イベントの開催、及びローイング競技関連団体における大会・イベントの運営支援。
ボート競技関連団体:関西ボート連盟、近畿ブロック2府4県の各ローイング(ボート)協会、全国ボート場所在市町村協議会の加盟自治体、関西学生ローイング連盟の加盟団体
◆令和5年度 関西学生ローイング連盟の活動方針
関西圏の大学ローイング界の維持・発展を目指す。
関西圏のローイング競技の継続・普及。
ローイング競技者の窓口。関西圏の連盟や協会に競技者の意見を伝え、アスリートファーストの運営を目指す。
加盟団体の新人選手確保に対し、一助となる活動を目指す。
さまざまなイベントを企画することで、大学間の結び付きを高め、関西圏の大学ボート界の維持を目指す。
関西圏のレガッタやイベントに積極的に協力し、ローイング競技の魅力を発信していく
関西学生ローイング連盟の存続・維持・発展策の検討
事業の活動方針をより強力に実現するため、関西ボート連盟をはじめ、近畿圏の各協会と密に連携し、コロナ禍前の活動体制を取り戻すとともに、より協力できる新たな仕組み案や強靱な体制案を検討する。その一環として学連総会・懇親会をはじめとした催しの対面実施を推進する。
◆関西学生ローイング連盟の設立経緯(歴史)
明治時代から関西ローイング界は、各団体の拠点が琵琶湖と淀川に大きく分かれていました。このため各団体ともライバルに恵まれず、関東の団体との対戦結果は振るいませんでした。
戦争で中断されていたローイング競技も、1946(昭和21)年5月の関西大学と大阪商科大学(現・大阪公立大学)との対校戦をきっかけに再開しました。
これを機に「関西ローイング界の復興」と「関東勢に優る力を付けよう」と考えた関西漕艇協会(現・関西ボート連盟)の加盟団体有志は、練習試合を兼ねたリーグ戦を京都地区と阪神地区のそれぞれで開き、双方の優勝校による決勝戦を、夏の関西選手権競漕大会の直前に行う方向になったのです。
こうして1950(昭和25)年から「関西学生漕艇リーグ」を始める企画が固まったところで、その準備、手配、運営を担いつつ、関西ローイング界の発展に向けた知見を蓄積していく組織として、関西漕艇協会の加盟団体有志によって「関西学生漕艇連盟(現・関西学生ローイング連盟。関西学連)」が設立されました。
関西学連の発起団体は、京都大学、同志社大学、大阪市立大学(現・大阪公立大学)、神戸大学、大阪大学、関西大学、龍谷大学、立命館大学、京都府立医科大学、関西学院大学の10大学です。発起団体はそのまま関西学連の加盟団体となり、各団体は担当者をそれぞれ関西学連へ派遣することで合意しました。その初代メンバーには後年、京都ボート協会 会長となる益本昭氏(京都府立医科大学OB、故人)がいました。
「第1回関西学生漕艇リーグ決勝戦(後援:京都新聞社)」は1950(昭和25)年8月13日に瀬田川で行われました。京都地区優勝校・京都大学と阪神地区優勝校・大阪市立大学とのエイトによる2000mマッチレースで、結果は1艇身差で大阪市立大学が勝利。各加盟団体の大学総長と大学学長の寄付によって作られた優勝杯は大阪市立大学が持ち帰りました。
その後「関西学生漕艇リーグ」の後援は読売新聞社に引き継がれました。
1956(昭和31)年初旬、同志社大学と京都大学の各マネージャーの起案で、同志社大キャンパスの明徳舘で「加盟大学マネージャー懇談会」を開きました。その会場で「加盟団体は親睦を深め互いの競技力向上に向けて一致協力する」という大きな方針が固まりました。
この方針を受けて「関西学連 規約」を立案、同年6月9日に発行しました。
これを機に「役員会」を設けました。役員構成は会長、書記長、会計、書記、そして関西漕艇連盟(現・関西ボート連盟)の理事(近畿6府県の漕艇協会長6人)で、関西学連・初代会長には同志社大学・大塚亨主務が就きました。
「関西学生漕艇リーグ」は時代と共に形式・名称・会場とも移り変わっていきましたが、その役目は大切に引き継がれ、今日も、滋賀県立琵琶湖漕艇場での「関西学生新人レガッタ」と兵庫県加古川漕艇場での「関西学生秋季選手権」として継続開催しています。
従来、大阪・桜宮で行われていた「関西学生新人レガッタ 兼 阪神九大学戦(阪神漕艇新人戦)」は1990(平成2)年から滋賀県立琵琶湖漕艇場へ会場を移しました。
従来、滋賀県立琵琶湖漕艇場で行われていた「関西学生漕艇秋季リーグ」は、兵庫県加古川大堰の完成に伴った加古川市や加古川市青年会議所などの誘致運動に即す事となり、1990(平成2)年から兵庫県加古川大堰ボートコースへ会場を移しました。また2002(平成14)年に「関西学生漕艇秋季リーグ」を名称変更して、現在の「関西学生秋季選手権」となりました。
1999(平成11)年4月に「関西学生漕艇連盟」を名称変更して「関西学生ボート連盟」としました。
これは1998(平成10)年に「日本漕艇協会」が「日本ボート協会」へ名称変更したことに伴うものです。
2023(令和5)年9月16日に「関西学生ボート連盟」を名称変更して「関西学生ローイング連盟」としました。
これは2023(令和5)年1月1日に「日本ボート協会」が「日本ローイング協会」へ名称変更したこと、及び2024(令和6)年に「関西ボート連盟」が「関西ローイング連盟」へ名称変更する予定となったことに伴うものです。