高知県知事のコメント

第４４回全国高等学校総合文化祭高知大会の開催内容の変更について

第４４回全国高等学校総合文化祭高知大会（２０２０こうち総文）につきましては、緊急事態宣言が継続される中で通常開催は困難であると判断し、生徒の移動を伴わないWeb での発表・交流による開催とすることを全国高等学校文化連盟が決定し先ほど発表されました。

出場を予定している全国２万人の高校生とこれまで準備を進めてきた本県の生徒実行委員会の生徒たちの３年間にわたる努力を考えると大変残念でなりませんが、生徒の健康・安全が最優先との考えの下で、大会期間中や長距離移動による生徒の感染リスクを抑えつつ、全国２万人の高校生がその成果を発表する場を確保するべく、全国高等学校文化連盟、文化庁、開催県である本県の実行委員会の３者が慎重に協議を重ねた上での、苦渋の決断であると理解しています。

通常の開催形態とは異なりますが、Webでの開催となる「２０２０こうち総文」に多くの高校生が参加し、これまでの努力の成果を遺憾なく発揮されることを期待しています。

併せまして、２万人を超える高校生を中心とした参加者の来県がなくなったことは、本県の魅力をＰＲする機会を失っただけでなく、こうした全国大会の誘致や観光に官民一体となって取り組んできた本県にとりましても、ホテル・旅館業や交通事業者の皆様をはじめとした県内産業全体にとりましても大きな痛手であり、残念でなりません。これまで大会準備に快くご協力いただきました県内企業の皆様、関係市町村、関係機関の皆様には、改めまして、心から感謝を申し上げます。

令和２年５月１２日

高知県知事 濵田 省司