Education

▼教育領域・教授法

アントレプレナーシップ,ベンチャーファイナンス,知的財産マネジメントを中心とした領域において,受講生に能動性,主体性を発揮させ,実践力を養う実践的教授法,すなわち,アクティブラーニングメソドロジー(Active Learning Methodology)による授業を推進しています.また,学習したことをもとに,受講生自ら,アントレプレナーとして,実践的な行動,活動を行うことを推奨,支援しています.以下は,現在及び過去のアントレプレナーシップ関連教育活動の概要です.教育活動に関するお問合せ,ご意見等は,E-Mail: kiri( )fc.ritsumei.ac.jp (@).

講義等

●アントレプレナー特殊講義Ⅱ/Special Lectures on Entrepreneurship Ⅱ (立命館大学,2013-)

[講義の内容]本授業は,産学協同アントレプレナー教育プログラムの受講生を対象として開講される科目である.当該プログラムは,起業家(アントレプレナー)に代表される「自立的で創造的な人材」「起業家精神(アントレプレナーシップ)」に満ちた人材を社会に輩出することを目的としてい て,本授業は当該プログラムの基礎科目の1つで,BKC4学部の3回生以上を対象とする.本授業では,製品事業化に係る文献研究,及び,産官学連携シンポジウムの企画運営等を行う.授業の前半は,5月後半の特定非営利活動法人日本プロジェクトマネジメント協会主催のシンポジウム「PMフォーラム2013関西」(5月25日開催)に向けて,企画段階から当日の運営に至るまで,学生の立場でシンポジウムへ参画,また,後半は,シンポジウムの論点を踏まえて,主として,製品事業化,プロジェクトマネジメントに係る文献研究を行う.本授業は,特定非営利活動法人日本プロジェクトマネジメント協会,及び,経済産業省近畿経済産業局との産官学連携プロジェクトとして実施する.※本授業は,授業の構成上,5月25日開催のシンポジウム「PMフォーラム2013関西」への参加が必須となる.

●プロジェクト研究(立命館大学,2013)

[講義の内容]前半,アントレプレナーシップに関する基本的な文献学習を行った上で,後半は,2月に実施予定の本学アントレプレナーシップシンポジウムの企画(テーマ,ゲストスピーカーの人選等)・運営に参画する.アントレプレナーシップシンポジウムへの参画に当たっては,前半に学習した文献研究を積極的に活用し,“参加者個々キャリアプランにおけるアントレプレナーシップの意義とは?”“立命館大学におけるアントレプレナーシップ教育は,いかにあるべきか”等を参加者全員で議論する.本授業は,主として,理論とその(疑似)実践で構成され,受講生が,主体的に授業に参加し,実践力を養うアクティブラーニングメソドロジー(Active Learning Methodology)による教授法をベースとする.

ビジネス研究プロジェクトII [知的財産の基礎](甲南大学,2010)

[講義の内容]企業経営における知的な創作物である知的財産の果たすべき機能について,学ぶ.受講生が,知的な創造物である知的財産を適正に評価でき,且,自ら知的創造活動ができるビジネスパーソンとなるための基礎力の養成を目的とする.講義は,経営者による講義及び受講生を交えたディスカッション,さらには,受講生のグループディスカッションをベースとした演習形式とする.また,フィールドワークも受講生の希望に基づき実施.知的財産セミナー,インタビュー,また,他教育機関の教育プログラムへの参加,連携等を想定している.講義目的,教授法については,上記方針でフィックスするが,講義で取り上げるコンテンツについては,外部の連携先の意向,受講生の希望によりフレキシブルに変更する.

ベンチャー経営論[New Venture Creation] (京都大学経営管理大学院,2007‐2009)

[授業計画]京都大学が拠点とする地元・関西経済の活性化においては,高いポテンシャルを有するベンチャーの創造・育成が重要な課題の1つとなっている.本講義は,ベンチャー経営に必要とされる理論と実践を習得した上で,関西地域におけるベンチャー起業の可能性について議論することを目的とする.議論に当たっては,高いポテンシャルを有するという観点から,国内市場に限らず,今後も成長が期待される海外市場をもターゲットとする国際的な事業展開を目指し,且,知的財産を事業の柱とする“ベンチャー”の可能性を中心に検討し,グループ演習をベースにビジネスプランを作成する.異なるバックグラウンドを持つ個による多様かつ活発な議論を行うため,理工系等他学部,学科の参加者を歓迎する.講義期間中,現役のベンチャー起業家,シリコンバレーにおける起業(失敗)経験者,大手企業の新事業企画担当者,シンクタンク研究員等を,必要に応じてゲストスピーカーとして招聘する.

事業創再生ワークショップ(京都大学経営管理大学,2008)

[授業計画]BRICsの急速な台頭等,国際的な企業間競争が激化する中で,高い付加価値の商品,サービスの創造が,日本企業の生き残りのカギとなっている.本「事業創再生ワークショップⅠ」においては,こうした高い付加価値の商品,サービスを創造できる企業へと“進化”するに不可欠なイノベーション,起業家精神の概念について,当該領域の文献,事例をもとに議論する.文献及び事例の選定にあたっては,テーマの枠内で,できる限り受講生の希望を踏まえたものとする.「事業創再生ワークショップⅠ」は,主に桐畑が担当する.後期「事業創再生ワークショップⅡ」では,本「事業創再生ワークショップⅠ」を踏まえて,さらに,議論を深めることとしている.

キャリア女性の再チャレンジ-起業を支援する短期集中教育プログラム(京都大学経営管理大学,2007-2009)(社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム,文部科学省,2007-2009年)

[趣旨]本プログラムの主目的は,起業したいが具体的な行動に踏み出せていない人に「わたしにもできる」という確信を持っていただくことにある.起業により新しいキャリアを切り開こうとしている女性を対象としたプログラム.

知財ベンチャー論[Entrepreneurship and Commercialization of Intellectual Property](京都大学経営管理大学院,2007‐2009)

[授業計画]知的財産をベースとしたベンチャー企業経営に必要とされる基本的理論を概観した上で,事例研究,さらには,事業計画書作成というステップで,実際に起業,又は,社内ベンチャー(新規事業)を立ち上げる際に求められる実践的な知識を習得することを目的とする.

アントレプレナーシップ[Entrepreneurship](京都大学経営管理大学院,2008)

[授業のテーマと目的]起業・アントレプレナーシップ関連の論文を題材としながら,日本における起業・アントレプレナーシップの現状と課題を概観する.参加者を10程度のチームに分けた上で,各チーム担当箇所に,要旨(訳文)の発表をしてもらい,参加者全員で議論を行う.また,各授業の議論を踏まえて,各チームが,授業終了までに,訳文及び要旨をブラッシュアップ・完成させ,提出してもらう.授業を進めるにあたって,メーリングリストも活用する.

技術経営人材育成プログラム(奈良先端科学技術大学院大学,2005‐2007)(2005年度経済産業省委託事業「技術経営人材育成プログラム導入促進事業」)

[講義内容]知的財産戦略提携論,財務戦略提携論,法務戦略提携論,マーケティング戦略提携論,公的機関戦略提携論,研究開発戦略提携論,シリコンバレーの研究開発型ベンチャーの事例,ベンチャーキャピタルとの連携

学際領域特論(Advanced Interdisciplinary Domain C) 「技術ベンチャー論」[Tetchnology Entrepreneurship](奈良先端科学技術大学院大学,2004‐2007)

[授業目的]事業計画書(ビジネスプラン)作成を通じて,先端科学技術の事業化,ベンチャー起業に必要な事業(経営)戦略,財務戦略,マーケティング等の基本的知識の習得を目的とする.また,グループワーク,ビジネスプラン発表会等の機会を通じて,問題の発見・解決力,プレゼンテーション能力を養う.

▼教育活動等

IT Software startups in Japan, Management in Digital Society MBA, Estonian Business School, Invited speaker, 7th Octover 2017, Tallinn (Estonia).

ビジネスプラン演習,スーパーグローバルハイスクール事業講義, 岐阜県立大垣北高等学校, 2016年10月

ボーングローバル企業って何?,スーパーグローバルハイスクール事業講義, 京都市立嵯峨野高等学校, 2016年9月.

株式会社日本テクノロジーベンチャーパートナーズ,立命館大学産学協同アントレプレナー教育フォーラムケース教材,2015年3月

株式会社グロービス・キャピタル・パートナーズ,立命館大学産学協同アントレプレナー教育フォーラムケース教材,2015年1月

ケースで学ぶアントレプレナーシップ,『経営学部で学ぶために』立命館大学経営学部基礎演習テキスト編集委員会編,2015年

新産業,新事業創出とビジネスジャーナリズム,特定非営利活動法人日本プロジェクトマネジメント協会関西例会,講演,2014年10月 

私の夢は,世界で活躍するアントレプレナーを育てること,EF Education First Ltd.留学フェア,2014年10月

株式会社ワークスアプリケーションズ,立命館大学産学協同アントレプレナー教育フォーラムケース教材,2014年11月

株式会社アラタナ,立命館大学産学協同アントレプレナー教育フォーラムケース教材,2013年11月

ケースで学ぶベンチャー企業,立命館大学経営学部高校大連携模擬講義,2014年10月

ケースで学ぶベンチャー企業-株式会社アラタナ‐, 立命館大学経営学部高大連携アカデミックプログラム,2014年6月

ハイテクベンチャー輩出と産学金エコシステム,月刊金融ジャーナル,2013年11月,pp.20‐23.

事業を創る人材の育成,特定非営利活動法人日本プロジェクトマネジメント協会,PMフォーラム2013関西,基調講演,2013年5月 

社長命令!ドラえもんを超えるロボットを作れ,立命館大学オープンキャンパス模擬講義,2013年8月

創・起業の多様な人材を養成する起業家教育,学研・進学情報, 2012年10月号

アクティブラーニングの実践,大学教育における中小企業の魅力発信事業, 経済産業省近畿経済産業省, スピーカー,2012年3月.

キャリアデザインと企業戦略,産学協働教育を通じた中小企業の魅力発信事業, 経済産業省,2011年

産学連携で中小企業の魅力を発信,産経新聞,2011年10月

それでもなお新卒就職難,日経トップリーダー,2011年11月

中小企業と就活学生縁結び, 朝日新聞,2011年10月

就活中小企業アリかも 社長と白熱教室,若手も交流,朝日新聞,2011年11月

みんなで考える,知的財産,ニュービジネス,科学研究費補助金,研究成果の社会還元・普及事業,日本学術振興会,2010年

キャリア女性の再チャレンジ,京都大学経営管理大学院, 社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム, 非常勤講師,2009年10月-12月.

知財ベンチャー論,関西ベンチャー経営論,京都大学経営管理大学院, 非常勤講師,2009年.

ベンチャー企業・起業(創業)論,福井県立大学経営学部,非常勤講師,2008年2月.

科学研究費委員会専門委員,独立行政法人日本学術振興会, 2008年12月-2010年11月.

技術経営,奈良先端科学技術大学院大学, 非常勤講師,2007年8月.

関西産業戦略検討研究会委員,経済産業省近畿経済産業局,2007年12月‐2008年3月.

キャリア女性の再チャレンジ,京都大学経営管理大学院,社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム, 文部科学省,2007-2010年.

ベンチャーキャピタル経営論,京都大学経営管理大学院,非常勤講師,2006年11月.

イノベーション研究会委員,けいはんな知的クラスター,2006年.

ベンチャー起業のノウハウ教えます,毎日新聞,2006年5月.

私論公論,夢を取り戻すための課題,京都新聞,2006年6月.

株式会社ジャフコと日本のベンチャーキャピタル業界,日本ケースセンターケース教材,2006年3月.

大学発ベンチャーの支援,日刊工業新聞,2005年10月

著者登場,日刊工業新聞,2005年7月

産業再生と企業経営,大阪大学経済学研究科, 非常勤講師,2004年10月