設立趣意

設立

趣意

2025年には「団塊の世代」が75歳以上となり、後期高齢者が増加することにより生じるとされる高齢者問題や医療保険の崩壊は、社会問題として大きく取り上げられております。

これらの社会問題に対し、「地域包括ケアシステムの構築」が喫緊の課題となっています。

君津圏域(袖ケ浦、木更津、君津、富津の4市)においては、(社)君津木更津医師会、(社)君津木更津歯科医師会、(公社)千葉県看護協会君津地区部会、(NPO)君津木更津薬剤師会薬業会、更に君津圏域で活動する介護福祉士会やケアマネ会、介護事業所会などの職能団体に行政が加わり、地域の連携体制が構築されつつあります。

しかし、我々リハビリテーションを専門とする職種(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)については、それぞれ県単位での士会しかなく、地域における連携体制が構築されていないため、他の職能団体と連携が取れない状況となっております。

このため、地域包括支援センターで推進している介護予防事業においても、我々の専門性を活かすことが出来ていないのが現状です。

また、2011年に起きた東日本大震災以来、地域の防災のあり方は大きく見直され、君津圏域で行われている「医療対策会議」の中でも、医療・保健・介護・福祉・教育など、君津圏域で活動するそれぞれの職能組織の連携による、災害時に備えた地域のネットワーク作りが検討されております。

しかし、上記と同様、我々リハビリテーションを専門とする職種については、地域における連携体制が構築されていないため、このネットワーク作りに参加が出来ていない状況となっています。

今回我々は、地域におけるリハビリテーションの職能団体として、君津圏域PT・OT・ST連絡協議会(POS連)を設立し、①他の職能団体と連携を図る、②地域から依頼のあった事業の窓口となる、③災害発生時のネットワークを構築する、を行い、地域における社会的要請を把握することで、地域社会に貢献出来る活動を行って行きたいと思います。