KSP488th
第488回関西社会心理学研究会(KSP)は関西大学総合情報学部の古谷嘉一郎さんにご発表いただきます.是非多くの方にご参加いただければ幸いです.
【日時】2023年10月28日(土)14:00-17:00(予定)
【会場】関西大学 梅田キャンパス KANDAI Me RISE 8階ホール
【発表題目】やってみよう!子育てバーンアウト研究
【発表者】古谷嘉一郎(関西大学 総合情報学部)
【概要】2017年、Frontier in Psychologyに掲載されたExhausted Parentsという論文(Roskam, Raes, & Mikolajczak. 2017)に出会い、私は子育てバーンアウト(Parental Burnout)研究をはじめました。
そして、子育てバーンアウト研究は、地道にその幅を広げてきました。例えば、国際的な子育てバーンアウト研究のコンソーシアム(International Investigation of Parental Burnout: IIPB)が立ち上がりました。現在、このコンソーシアムには40か国以上の研究者が参加し、研究活動を続けています。また、2021年にAPAでThe impact of parental burnoutという記事が紹介されました。加えて、2017年から現在(2023年9月1日まで)の期間について、“Parental Burnout”でWeb of Scienceを検索してみると436件の報告があります。
本報告では、子育てバーンアウトとはどのようなものなのか、子育てバーンアウトと仕事のバーンアウトとの違い、子育てバーンアウトの要因、子育てバーンアウトの帰結など、今まで明らかになっていることについてお話しする予定です。さらには子育てバーンアウトの国際的研究、私たちの研究チームが行った研究などについて紹介したいと考えています。
また、この子育てバーンアウト研究に至るまで、そして至ってからの研究者生活(特に“子育て”生活)もお話ししたいなと思っています。さらには今後の展開についても議論させていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
Ref: Furutani, K., Kawamoto, T., Alimardani, M., & Nakashima, K. (2020). Exhausted parents in Japan: Preliminary validation of the Japanese version of the Parental Burnout Assessment. New Directions for Child and Adolescent Development, 2020(174), 33-49.
【懇親会】研究会終了後、17時30分ごろから阪急梅田駅〜JR大阪駅付近にて懇親会を行う予定です。ご参加を希望される方は、10月4日(水)までを目安に、古谷のメールアドレス〈kaichiro[at]kansai-u.ac.jp〉に以下の要領でお知らせください。 なお、懇親会のみのご参加も歓迎いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
件名: KSP488th懇親会参加
内容: お名前とご所属(ない場合は なし とご記入下さい)
【後援】関西大学総合情報学部