KSP454th

Post date: Mar 30, 2018 10:09:21 PM

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第454回KSP(関西社会心理学研究会)のお知らせ

4月のKSP例会を下記のとおり開催いたします。

多くの皆様にご参加いただけますよう、お願い申し上げます。

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お世話になっております、京都大学永田研究室の叶(ヨウ)と申します。

2018年4月KSP例会のご案内です。

永田先生からKSPに紹介いただき、中国の住民主体地域活性化について話題提供を担当いたします。

木下先生おなじみの京都大学総合人間科学部での開催です。

多くの皆様にご参加いただけますよう、お願い申し上げます。

【日時】

4月28日 15:30〜17:00

【場所】

京都大学 吉田南キャンパス 総合人間学部棟 1103教室

https://www.h.kyoto-u.ac.jp/access/

【題目】

中国における住民主体の地域活性化―アモイ市院前社の事例―

【概要】

中国では改革開放後都市化と激しい人口流動によって、従来のコミュニティが崩壊しました。さらに「豊かな社会」を迎えるにつれ、住民が行政への依存体制が限界を迎えています。それを解消するため、行政から住民主体の地域活性化運動を奨励しました。しかし、行政主導を色濃く残しており、住民主導が進んでいないのが現状です。多くの地域では、地域活性化を担う住民組織を設立する段階で挫折しています。

発表者は地域活性化運動を住民主体で行っている先進的な事例――厦門市院前社済生縁合作社の活動をフィールド調査し、初期の組織形成プロセスを明らかにしました。済生縁合作社は厦門市の住民主体地域活性化運動奨励政策のもと、住民の共同出資による社会的企業です。その組織は地域活性化運動を住民の手で、2年という短い期間の中、院前社を一新し、産業まで立ち上げました。

その活動において、参加者全員が唯一明確なビジョンを原動力にしませんでした。それぞれが各自のビジョンを抱えることを許容したことで、活動が成り立ったと発表者はバウンダリー・オブジェクトを使って考察しております。

研究は現在進行中のため、皆様からご意見をいただければ幸いです。

【懇親会】

研究会終了後,京都大学周辺で懇親会を行います。恐れ入りますが参加される方は4月18日までに、下記連絡先までご連絡下さい。当日でのご参加、懇親会のみのご参加も歓迎いたします。

【問合せ先】

叶 好秋(kongyingtan@gmail.com

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今後のKSPの予定です。

5月26日 平石界先生 (慶應義塾大学)池田功毅先生(中京大学)中西大輔先生(広島修道大学)

6月23日 木村昌紀先生(神戸女学院大学)

7月 閻琳先生 (岡山大学)

8月 休会

9月 増田匡裕先生(和歌山県立医科大学)

10月 金政祐司先生(追手門学院大学)