KSP453rd

Post date: Feb 12, 2018 12:09:50 AM

第453回KSP(関西社会心理学研究会)のお知らせ

3月のKSP例会を下記のとおり開催いたします。

多くの皆様にご参加いただけますよう、お願い申し上げます。

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追手門学院大学の石盛です。

KSPでの発表は2008年の6月以来で、約10年ぶりとなります。

今回は、追手門学院大学の経営学部に異動した3年ほど前から取り組み始めました事業承継に関するインタビュー調査について、同僚の朴修賢先生と共同で発表させていただきます。

年度末でお忙しいところと存じますが、多くの皆様のご参加をお待ちしております。

【日時】2018年3月17日(土)14:30-17:00頃

【場所】関西学院大学大阪梅田キャンパス K.G.ハブスクエア大阪14階1405号室

https://www.kwansei.ac.jp/kg_hub/access/index.html

(本務校は授業のない土曜日はスクールバスの便数が極端に少ないため、関西学院大学の清水裕士先生のご好意により会場をお借りいたします。)

【話題提供者】石盛真徳・朴修賢(ともに追手門学院大学経営学部)

【発表題目】親族による中小企業の事業承継についてー事業承継者のライフストーリーとキャリア選択プロセスの複線径路・等至性モデル(Trajectory Equifinality Model: TEM)による検討ー

【発表概要】2012年の中小企業庁の調査報告書によると、ここ10年間の事業承継でも6割程度が親族内継承となっていて、まだまだ一般的な方法といえます。ただし、30年前には約9割が親族内継承であったことと比較すると、近年では、中小企業でも従業員等やM&Aによる事業承継が急速に増加し、情勢は大きく変化しているといえます。つまり、継がせる親の側も、経済・社会の変化によって経営が厳しくなり経営責任が問われる事態になった場合に起こる「継がす不幸」を意識し、継ぐ子どもの側も、単純に「家業だから」ということで承継する時代ではなくなっているわけです。

今回の発表では、そのように情勢が変化してきたここ10年以内に親族内承継された経営者の方々にインタビュー調査を行ったデータに基づきご報告します。分析では、事業承継者が、直接の事業承継プロセスにおいてだけでなくライフストーリーの中で、どのような認識を持ち判断・行動をされたのかについて、事業環境に関わる客観的な状況とも照らし合わせながら、複線径路・等至性モデル(Trajectory Equifinality Model: TEM)を用いて検討しました。

研究プロジェクトは現在進行中のため、3月の発表は中間報告的なものになりますが、参加いただく皆さんとKSPらしく多様な視点からじっくりと議論できることを楽しみにしております。

【懇親会】研究会終了後,18時頃から、大阪梅田の研究会会場周辺で懇親会 (会費制) を行います。恐れ入りますが参加される方は、必ず3月7日までに、石盛までその旨ご連絡下さい。懇親会のみのご参加も歓迎いたします。

【問合せ先】石盛真徳(m-ishimori@haruka.otemon.ac.jp)

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今後のKSPの予定です。

2月17日 釘原直樹先生(大阪大学)※配信済

3月17日 石盛真徳先生(追手門学院大学)

4月28日 叶好秋 先生(京都大学)

5月

6月 木村昌紀先生(神戸女学院大学)

7月

8月 休会

9月 増田匡裕先生(和歌山県立医科大学)

10月 金政祐司先生(追手門学院大学)