KSP440th

Post date: Dec 23, 2016 4:08:22 AM

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第440回KSP(関西社会心理学研究会)のお知らせ

2017年1月のKSP例会を下記のとおり開催いたします。

多くの皆様にご参加いただけますよう、お願い申し上げます。

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【日 時】2017年1月21日(土)14:00~17:00ごろ

【場 所】神戸学院大学 有瀬キャンパス(KAC) 14号館6F 大実験実習室1

※アクセス

JR三ノ宮駅から:「ポーアイキャンパス・三宮 → 有瀬キャンパス方面行」の直通バスをご利用ください。バス停の乗り場は「三ノ宮(阪神三宮東口)」です(大人片道510円、およそ40分)。

詳細 http://www.kobegakuin.ac.jp/access/portisland_timetable.html

JR明石駅から:明石駅南側西ロータリー7番乗場から「神戸学院大学方面行」(路線

番号55、56、57)の神姫バスをご利用ください(大人片道260円、およそ20分)。

詳細 http://www.kobegakuin.ac.jp/access/arise.html

【発表題目】友達を慰めることは良いことなのか?:中学生・高校生・大学生への面接および質問紙調査からの検討

【発表者】小川翔大(神戸学院大学人文学部人間心理学科)

【発表概要】

落ち込んでいる友達をみた時、多くの人はその友達に声をかけるといった慰めをすると思います。しかし、近年の中高生や大学生では、慰めによって友達が傷つく事を懸念してあえて慰めをしない人や,慰め方がわからずに何もできない人も増えています。では、落ち込んでいる人の立場からみた場合、友達が慰めをしてくれた時(もしくは、友達が何もしてこなかった時)にどのような気持ちになるのでしょうか。

そこで本発表では、友人から慰めを受けた人の認知や感情に関する一連の研究結果を御報告させて頂きます。そして、中学生から大学生までの友人関係の発達的変化にも言及しながら、青年期の友人同士のより良い慰めについて議論させて頂きます。

なお、本研究のキーワードである「慰め(consolation)」は、これまで向社会的行動や情緒的サポートの一つとして扱われるにとどまり、慰めが持つオリジナリティについては十分な議論がされてきませんでした。慰めは心理状態の悪い相手への同情が動機となりやすいため(Hoffman, 2000)、慰めの送り手と受け手の間に情緒的に深い相互作用が生じやすく、慰めの受け手の感情に与える影響や、親密な関係の形成・維持に与える影響は大きいと考えています。今回発表する研究は、まだ概念的・理論的にも荒削りな点が多々ありますので、参加者の皆さまから率直なご意見を沢山頂戴できれば幸いです。年明けの慌ただしい時期の開催となりますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

【懇親会】

明石駅周辺で、18時ごろから懇親会を予定しております。開催場所がやや遠方になり恐縮ですが、明石名産のタコや料理の美味しいお店を予約させていただきますので是非ご参加ください。なお、ご参加いただける方は、3日前までに下記メールアドレスへご連絡ください。

【問合せ先】小川翔大 shota-ogawa@human.kobegakuin.ac.jp

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今後のKSPの予定です。

2017年

2月11日 三浦 麻子先生(関西学院大学)・山本 隆博先生(シャープ株式会社)

3月11日 藤島 喜嗣先生(昭和女子大学)・樋口 匡貴先生(上智大学)

4月22日 矢守 克也先生(京都大学防災研究所)

5月 藤原 健 先生(大阪経済大学)

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