Post date: Jun 17, 2016 10:34:55 PM
各位
追手門学院大学の長岡千賀と申します.第435回KSPを担当いたします.
関西学院大学の三浦麻子先生のご厚意により,同大学大阪梅田キャンパスにて開催させていただきます.
ご多忙の折とは存じますが,多くの方にお越しいただければ幸いです.
【日 時】 2016年7月16日(土)14:00~17:00ごろ
【場 所】 関西学院大学 大阪梅田キャンパス 10階 1005教室
※阪急「梅田」駅の近くです。西宮キャンパスではございませんので,ご注意ください.
http://www.kwansei.ac.jp/kg_hub/access/index.html
【発表題目】 発達障害について如何に啓発するか
【発表者】 長岡千賀(追手門学院大学経営学部)
【発表概要】
人が他者を理解したり印象を形成したりするとき,通常認知的経済性を優先させてより単純な処理を行う.しかし,他者への関心が強いときには,期待に合わない情報により注目するなど,より個別的な情報を手がかりとして,より複雑で正しい認知をしようとする.このような対人認知の観点から,発達障害についての(一般向け)啓発資料の作成指針について考察することが本研究の目的である.
発達障害について啓発する際,説明の仕方や文言の用い方によって,発達障害児/者に関する初学者の態度は異なる.長岡(2014)は,異なる3つの地方自治体によって作成された発達障害の啓発リーフレットを刺激とした実験を行った.結果,説明の内容は同一であっても,微細な表現方法が違うことによって,発達障害児/者との関わりについての読み手の認知が異なることを示唆する結果を得た.しかしながら,現在さまざまな組織や団体によって啓発資料が作成されているものの,表現手法に関わる指針は整理されていない状態である.
本発表では,資料上のいかなる表現が読み手の態度に影響するかについて特定を進めることを目的として行なった検討を報告する.結果に基づいて,発達障害啓発の方法について考察する.
(参加者の皆さんからご意見を頂ければ幸いです)
【懇親会】
研究会終了後,阪急「梅田」駅周辺で,懇親会を開きます(会費5000円程度).懇親会参加希望の方は,前日17:00までにnagaoka(at)otemon.ac.jpまでご連絡をいただけますと幸いです.
【問合せ先】 長岡 nagaoka(at)otemon.ac.jp