Post date: Nov 9, 2013 1:24:52 AM
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第405回KSP(関西社会心理学研究会)のお知らせ
11月のKSP例会を下記のとおり開催いたします。
多くの皆様にご参加いただけますよう、お願い申し上げます。
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錦秋の候、皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
11月のKSPは、科学警察研究所の島田が担当させていただくこととなりました。神戸学院大学の吉野絹子先生のご厚意で、同大学の会場をお借りいたします。
近年、社会心理学での犯罪研究は、裁判員制度や量刑判断など法心理学との境界領域で隆盛を迎えていますが、これまで主に犯罪学で議論されてきた、近隣での犯罪被害や社会統制、犯罪予防についても、社会心理学は有効な視座を提供できると思われます。今回、多くの方と議論させていただけることを楽しみにしております。
日時:2013年11月23日(土) 14時から17時頃まで
場所:神戸学院大学 有瀬キャンパス 14号館6階 大実験実習室1
(JR神戸線明石駅、朝霧駅、神戸市営地下鉄伊川谷駅からバス)
アクセスは、 http://www.kobegakuin.ac.jp/access/arise.html をご覧ください。
発表題目:犯罪被害をめぐる認知・感情・行動―被害予防に向けての心理学的アプローチ
発表者:島田貴仁 (科学警察研究所犯罪行動科学部)
発表概要:
犯罪被害リスクの個人差・地区差の存在は日本でも示されているが、被害発生過程の心理学的機制は十分に検討されていない。本発表では、まず、個人レベル・集合レベルそれぞれで犯罪被害の発生過程を説明する犯罪学理論を取りあげ、心理学での発展可能性を考察する。次に実証研究として、発表者がこれまで取り組んできた、小地域集計可能なパネル調査を用いた因果分析と、脅威アピールを用いた予防行動促進のためのフィールド実験について紹介する。
参考文献:
小俣謙二・島田貴仁(編)(2011) 犯罪と市民の心理学-犯罪リスクに社会はどうかかわるか 北大路書房.
島田貴仁 (2013) 犯罪とコミュニティ 加藤潤三・石盛真徳・岡本卓也(編)コミュニティの社会心理学 ナカニシヤ出版 pp.37-61.
懇親会:研究会終了後、明石駅近辺で懇親会を予定しております。
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今後のKSPの予定です。
12月14日(土) 平川 真 先生 (広島大学)
1 月25日(土) 紀ノ定 保礼 先生 (大阪大学)
2 月 大坪 庸介 先生 (神戸大学)
KSP(関西社会心理学研究会) https://sites.google.com/site/kansaisocpsy/
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