今月の一枚
アガサ・クリスティの『ナイル殺人事件』
やはりル・テアトル銀座(銀座セゾン劇場)にて山田和也氏演出のキャスト11人による贅沢な作品。北大路さんは常にかっこ良く、淡路恵子さんは毎日稽古場にサラダやおでんを作って差し入れてくださいました。とっても美味しかった!あの「おでん」のだしの味は忘れられません。本当にお世話になりました。何もかも楽しかった。贅沢な時間でした。クリスティのミステリーも初めてでした。サスペンスではなくミステリー!ここがみそ。
クリスティ女史の原作にない短いエピローグが橋本二十四さんによって付け加えられている点も見逃せません。
CAST
キャノン・ペンネファーダー:北大路欣也
ジャクリーヌ・ド・セベラック:岩崎良美
サイモン・モスティン:小林高鹿
ケイ・モスティン:森ほさち
ウィリアム・スミス:友井雄亮
ルイーズ:松田かおり
クリスティーナ・グラント:愛佳
ドクター・ベスナー:戸井田稔
マックノート船長:安原義人
客室係:青山達三
フォリオット=フォルクス婦人:淡路恵子
STAFF
脚本:アガサ・クリスティ 演出:山田和也 翻訳: 澤麻由子 上演台本:橋本二十四 音楽:林アキラ 美術:伊藤保恵 衣裳:宇野善子 照明:成瀬一裕 効果:増原健市 ヘアメイク:山崎潤子 演出助手:福原麻衣 舞台監督:高橋良直 舞台監督助手:山内大典・北浦貴之 音響オペレーター:恩田哲寛 照明オペレーター:生野加奈子・大野正光・原愛子・熊岡右恭 小道具:東宝舞台・川原維正 衣裳:東宝舞台・久保田俊一・風戸ますみ かつら:スタジオAD 宣伝:る ひまわり コーディネーター:マーティン・ネーラー
プロデューサー:高屋潤子 主催・製作:ポイント東京
デヴィッド・ルヴォー演出の『マクベス』
当時、TPTさんは、私の所属していた蜷川カンパニーと同じ森下(両国)のベニサン・ピットを拠点として数多くの素晴らしい作品を企画・上演されていました。私はTPTさんにもルヴォーにも、とにかくずーっと憧れていて、その願いがかなっての出演でした!この上演のために松岡和子さんによって新たに翻訳された台本に、松岡さんが一人々にメッセージを書いてくださり嬉しかった!今は姿を消してしまったベニサン。そして何度もお世話になった銀座セゾン劇場も現在はル・テアトル銀座となりました。いい時代だったな。そして、いい作品が多かったな。(今もあるのに私が観てないだけか!)
CAST
ダンカン/老人:真名古敬二
マルカム:早坂直家
ドナルベイン/小シーワード:尾崎右宗
マクベス:松本幸四郎
バンクォー:池田成志
マクダフ:堤真一
レノックス:松本きょうじ
ロス:片岡弘貴
メンティース:森一
アンガス:石橋裕
ケースネス:成田浬
フリーアンス:滝沢涼子
シーワード:深貝大輔
シートン:大川浩樹
少年:有光良太・曽根洋介
将校/スコットランド医師:大鷹明良
門番:春海四方
マクベス夫人:佐藤オリエ
マクダフ夫人:天衣織女
マクベス夫人に仕える侍女:松田かおり
魔女1:田岡美也子
魔女2:松浦佐知子
魔女3:松本紀保
暗殺者:飯田邦博・山家達彦
兵士/従者:藤井
STAFF
作:ウイリアム・シェイクスピア 訳:松岡和子 演出:デヴィッド・ルヴォー 美術:ヴィッキー・モーティマー 照明:沢田祐二 衣裳:黒須はな子 音響:高橋巌 ヘアー・メイク:高橋功亘 ファイト・コレオグラファー:國井正廣 通訳:児玉寿愛・珠麗 演出助手:波紫衛 舞台監督:小川亘 制作協力:銀座セゾン劇場/松竹パフォーマンス 協賛:サントリー株式会社 主催:読売テレビ/読売新聞大阪本社 制作:TPT