第20回ディペンダブルシステムワークショップ
(DSW 2022)
お知らせ
DSW2022は無事終了しました。ありがとうございました。発表賞を公開しました (2022-12-26)
プログラムを公開しました (2022-12-08)
各種締切を延長しました (2022-12-02)
参加申し込みページを開設しました!(2022-10-24)
DSW2022のページを開設しました!(2022-08-31)
参加者による投票により、発表賞は以下の方々に決定いたしました!
最優秀論文発表賞: 脇上和也 (筑波大学)
「2入力機械学習システムの信頼性と性能評価」
最優秀インタラクティブ発表賞: 伊藤璃音 (公立はこだて未来大学)
「ユーザのネットサーフィンにパラサイトする非集中型Webアーカイブ実現に向けたブラウザ拡張」
概要
日程: 2022年12月15日 (木)・16日 (金)
会場: 日本大学 駿河台キャンパス(東京都千代田区) タワー・スコラ S203教室 およびオンライン
主要日程
論文発表申込み締切
2022年12月7日(水) 2022年12月2日(金)
インタラクティブ発表申込み締切
2022年12月7日(水) 2022年12月2日(金)
論文投稿締切
2022年12月12日(月) 2022年12月9日(金)
参加申込み締切
2022年12月12日(月) 2022年12月9日(金)
招待講演
木下 佳樹 氏 (神奈川大学)
「開放系の総合信頼性:その概念と標準化」
蓮尾 一郎 氏 (国立情報学研究所)
「ソフトウェア理論研究のシステムディペンダビリティ応用: 圏論的基礎理論から自動運転安全性証明まで」
プログラム
12/15(木)
12:30 開場
13:20 開会
13:30-14:30 招待講演(1)
「開放系の総合信頼性:その概念と標準化」木下 佳樹 (神奈川大学)
14:40-15:10 論文発表(1) 【オンライン】
「2入力機械学習システムの信頼性と性能評価」脇上和也 (筑波大学), 町田文雄 (筑波大学)
15:15-16:15 招待講演(2) 【オンライン】
「ソフトウェア理論研究のシステムディペンダビリティ応用: 圏論的基礎理論から自動運転安全性証明まで」 蓮尾 一郎 (国立情報学研究所)
16:20-16:50 論文発表(2)
「モデル検査を用いたFRAMにおける機能間の相互作用を検証する試み」 青木善貴 (BIPROGY株式会社) , 久住 憲嗣 (芝浦工業大学)
17:00-18:00 インタラクティブ発表
「Toward performance and reliability assurance of UAV-based ecological monitoring systems」 Qingyang Zhang (筑波大学), Fumio Machida (筑波大学)
「ユーザのネットサーフィンにパラサイトする非集中型Webアーカイブ実現に向けたブラウザ拡張」 伊藤璃音 (公立はこだて未来大学), 松原克弥 (公立はこだて未来大学)
「ネットワーク状況の変化が連合学習処理へ与える影響の分析」 村上光 (公立はこだて未来大学), 松原克弥 (公立はこだて未来大学)
12/16(金)
9:30 開場
10:00-11:00 論文発表(3)
「モデルベース開発の実践と評価」 大熊 拓海 (日本大学), 児玉 英明 (日本大学), 瀧山 彰仁 (日本大学), 中道 浩紀 (日本大学), 高井 利憲 (奈良先端科学技術大学院大学), 岡田 学(株式会社ティアフォー) , 杉田 卓斗 (株式会社Spectee), 松野 裕 (日本大学)
「Internet of Documents (IoD)」 木下 修司 (東京都立産業技術大学院大学)
11:00 閉会
発表募集
ディペンダブルシステムワークショップは、ディペンダビリティに関する理論や実装を研究している学生・研究者・技術者が一堂に会し、所属組織を超えた交流を通してディペンダビリティ研究を促進・振興し、もって情報システム、ひいては社会システムのディペンダビリティ向上に貢献することを目指しています。
システムのディペンダビリティは、システムライフサイクルすべてに関わります。そのため、システム開発運用に関わるすべての研究分野がスコープに入ります。本ワークショップでは多様な分野の参加者が交流・議論することで、自らの研究の意義を再確認し、また新たな着想を持つことによりディペンダビリティ研究の促進を目指します。
今回のディペンダブルシステムワークショップ(DSW 2022)では、ディペンダビリティ研究をテーマとした論文発表やインタラクティブ発表を募集します。発表の内容についてはディペンダビリティ研究に関するものであれば何でも歓迎ですが、特に萌芽的な研究の報告を歓迎します(もちろん完成した研究の報告でも全く問題ありません)。具体的には例えば以下のようなテーマが考えられますが、これらに限定することなく広く発表を募ります。
ディペンダビリティの考え方
安全性、レジリエンス、オープンシステムディペンダビリティ、etc.
ディペンダビリティの規格・認証
機能安全、規格適合、アシュアランスケース、etc.
ディペンダビリティの方法論
開発方法論、テスト・品質保証、システムモデリング、モニタリング、安全性分析、数理的検証手法・形式的検証手法、プログラム解析、ソフトウェア若化、プログラム合成、フォールトトレランス、etc.
ディペンダビリティと各種システム
システムソフトウェア(オペレーティングシステム・仮想マシンモニタ)、AI システム、クラウドコンピューティング、ネットワークシステム、組込みシステム、データベース、etc.
ディペンダビリティの事例研究
推薦論文
本年度も推薦論文を実施いたします。本年度は特に企業などの現場において生まれたアイデアに基づく論文やディペンダビリティ手法、ツールの実践報告論文を推薦します。推薦論文候補になった論文は、通常の査読の前に、論文化に向けてDSW幹事がメールなどによる丁寧なアドバイスをいたします。候補にならなかった論文に対しても、発表後DSW幹事からのコメントを送付させていただきます。これらのコミュニケーションが研究の発展、コラボレーションにつながればと思います。
企業の方が研究開発成果をDSWの推薦論文として出版することには以下のメリットがあると考えます。
社会人博士を考えている方にとって、査読付き論文誌出版は博士取得に向けた研究業績になります。
企業の開発現場では、日々新たなアイデアが生まれていると思います。しかしその内容を誰にでもわかるようにすることは企業の現場において時間がない、あまり文章化の経験がないなど、難しい場合があると思います。DSWでは、通常の査読の前にDSW幹事がサポートします。
コンピュータソフトウェア誌で出版された論文はオープンアクセスなどを通じて、特許とは異なる形で、その分野だけでない、広い範囲の読者がわかりやすい形で公知化できます。このことは企業にとって明確な社会貢献になり、社員のモチベーション向上にもつながると考えます。
本年度からはじめる上記の試みは、論文化が難しかった企業の現場で生まれたアイデアや事例の論文化を積極的に支援することにより、企業、アカデミアが協力してディペンダビリティ分野を発展させることを目指します。ぜひご参加、ご投稿をご検討ください。
発表の形態
【論文発表】(現地およびオンライン)
研究論文を投稿し、その内容について登壇発表を行います。論文のページ数の制限は特になく、ショートペーパーでもフルペーパーでも歓迎します。査読はありませんが、研究会の主査・幹事が特に優れていると判断した論文は、ワークショップ終了後に「コンピュータソフトウェア」誌のDSW推薦論文としての投稿が可能となる予定です。推薦論文は研究会幹事による迅速な査読プロセスを特長とします。発表時間は質疑を含めて 30 分の予定です。
【インタラクティブ発表】(現地のみ、オンラインなし)
発表者と参加者がインタラクティブに議論する場を提供します。発表者ごとにブースを用意しますので、スライド、ポスター、デモなど自由に準備して下さい。発表時間は 1 時間の予定です。(今年度はインタラクティブ発表については現地のみで実施し、オンラインでの中継は実施いたしませんので、ご注意ください)
※ 発表の申込があれば受理してご発表いただくことを原則といたしますが、テーマに沿わないものはお断りする場合がございます。また、申込件数が多数に及ぶ場合は発表をお断りせざるを得ない場合もあることをあらかじめご了承ください。
発表賞
ワークショップでの論文発表・インタラクティブ発表の中から最優秀論文発表賞・最優秀インタラクティブ発表賞を参加者の投票で決定し、後日発表・表彰を行います。
発表申込み・参加申込み・論文投稿について
論文発表・インタラクティブ発表・発表なしの参加、いずれの場合も インターネットより申込みをお願いいたします。以下よりお申込みください。
https://dsw.connpass.com/event/264276/論文は電子メールにて提出してください。著者・タイトル・概要を本文に記載いただき、論文本体 (PDF 形式でお願いいたします) を添付し kinoshita-shuji_at_aiit.ac.jp までお送りください。
※ ご提出いただいた論文等はパスワードをかけて公開いたします。パスワードはワークショップ参加者にお伝えいたします。
参加費
学生 無料
一般会員 現地参加 8000円 オンライン参加 1000円
一般非会員 現地参加 10000円 オンライン参加 2000円
運営体制
主査
前田 俊行 (千葉工業大学 STAIR)
幹事
木下 修司 (東京都立産業技術大学院大学)、石井 大輔 (北陸先端科学技術大学院大学)、大場 勝 (日産自動車)、松野 裕 (日本大学)、松原 克弥 (公立はこだて未来大学)
問合せ先
木下 修司 (kinoshita-shuji_at_aiit.ac.jp)