第18回 ディペンダブルシステムワークショップ
(DSW 2020)
お知らせ
当ワークショップは終了いたしました。ご発表・ご参加頂いた皆様、誠にありがとうございました。
発表賞を掲載しました。
参加者によるアンケートにより、発表賞は以下の方々に決定いたしました。
最優秀論文発表賞:金子朋子(国立情報学研究所)
システム思考に基づく事故分析手法CASTのIT障害への適用
最優秀インタラクティブ発表賞:岡本圭史(仙台高等専門学校・組込みシステム技術協会)
STPAに基づくハザード分析と脅威分析の組合せを目指して~Security-Informed Safetyに基づくSTPA拡張~
概要
日程:2021年3月18日 (木)・19日 (金)
会場:オンライン
プログラム(予定)
3 月 18 日 (木)
09:55 開会
10:00 - 10:40 招待講演 (1)
深層学習システムのディペンダビリティ保証に向けて
石川 冬樹 (国立情報学研究所)
10:40 - 11:20 招待講演 (2)
自動運転サービスにおけるDevOps安全性論証の取り組み
岡田 学 (株式会社 TierIV)
11:20 休憩
11:30 - 12:30 インタラクティブ発表
DevOpsアシュアランスケースによるディペンダビリティ保証
大熊 拓海 (日本大学)
ウィグナーの友人とメモリ一貫性モデル
前田 俊行 (千葉工業大学 人工知能・ソフトウェア技術研究センター)
STPAに基づくハザード分析と脅威分析の組合せを目指して~Security-Informed Safetyに基づくSTPA拡張~
岡本 圭史 (仙台高等専門学校・組込みシステム技術協会)
3 月 19 日 (金)
10:00 - 10:40 招待講演 (3)
エッジコンピューティングシステムとディペンダビリテイ
菅谷 みどり (芝浦工業大学)
10:40 - 11:20 招待講演 (4)
TEE (Trusted Execution Environment) とは何か?
須崎 有康 (産業技術総合研究所)
隔離実行技術であるTEE(Trusted Execution Environment)はArm TrustZone、Intel SGX、AMD SEVなど使えるCPUが出てきているが、CPU毎に実装が異なりTEEの理解に混乱を招いている。TEEについて私が所属している技術研究組合TRASIOの開発しているTEEも含めて解説する。
下記の解説を読んで頂けるとありがたい。
11:20 休憩
11:30 -12:30 論文発表
システム思考に基づく事故分析手法CASTのIT障害への適用
金子 朋子 (国立情報科学研究所)
Traceability as a Basis for Assurance
木下 修司 (東京都立産業技術大学院大学)
12:30 閉会
発表募集
ディペンダブルシステムワークショップは、ディペンダビリティに関する理論や実装を研究している学生・研究者・技術者が一堂に会し、所属組織を超えた交流を通してディペンダビリティ研究を促進・振興し、もって情報システム、ひいては社会システムのディペンダビリティ向上に貢献することを目指しています。
ディペンダビリティ研究と一口に言っても(下記にも示す通り)非常に多岐に渡る分野に専門化・細分化しており、ややもすると専門分野の殻に引き籠もりがちになりますが、年に一度くらいは他分野の人々と交流・議論することで、自らの研究の意義を再確認し、また新たな着想を持つことは、個々の研究者のみならず、ディペンダビリティ研究全体にとっても非常に有意義であると考えています。
今回のディペンダブルシステムワークショップ(DSW 2020)では、ディペンダビリティ研究をテーマとした論文発表やインタラクティブ発表を募集します。発表の内容についてはディペンダビリティ研究に関するものであれば何でも歓迎ですが、特に萌芽的な研究の報告を歓迎します(もちろん完成した研究の報告でも全く問題ありません)。具体的には例えば以下のようなテーマが考えられますが、これらに限定することなく広く発表を募ります。
ディペンダビリティの考え方:安全性、レジリエンス、オープンシステムディペンダビリティ、etc.
ディペンダビリティの規格・認証:機能安全、etc.
ディペンダビリティの方法論:開発方法論、テスト・品質保証、モニタリング、数理的検証手法・形式的検証手法、プログラム解析、ソフトウェア若化、プログラム合成、etc.
ディペンダビリティと各種システム:システムソフトウェア(オペレーティングシステム・仮想マシンモニタ)、AIシステム、クラウドコンピューティング、ネットワークシステム、組込みシステム、データベース、etc.
ディペンダビリティの事例研究
なお、今回 DSW としては初めてのオンライン開催となり、多分に試行的な面もあることから、参加費は無料としております。皆様奮ってご発表・ご参加下さい。
発表の形態
【論文発表】
研究論文を投稿し、その内容についてオンライン登壇発表を行います。論文のページ数の制限は特になく、ショートペーパーでもフルペーパーでも歓迎します。査読はありませんが、研究会の主査・幹事が特に優れていると判断した論文は、ワークショップ終了後に「コンピュータソフトウェア」誌の DSW 2020 推薦論文としての投稿が可能となる予定です。推薦論文は研究会幹事による迅速な査読プロセスを特長とします。
【インタラクティブ発表】
Zoom のブレイクアウトルーム機能を使って、発表者と参加者がインタラクティブに議論する場を作る予定です。発表者はスライド、ポスター、デモなど自由に準備してください。参加者はブレイクアウトルームを自由に行き来し、いつでも発表者と議論することができるようにいたします。
※ 発表の申込みがあれば受理してご発表いただくことを原則といたしますが、テーマに沿わないものはお断りする場合がございます。また、申込み件数が多数に及ぶ場合は発表をお断りせざるを得ない場合もあることをあらかじめご了承ください。
発表賞
ワークショップでの論文発表・インタラクティブ発表の中から最優秀論文発表賞・最優秀インタラクティブ発表賞を参加者の投票で決定し、後日に発表・表彰を行います。
主要日程
論文発表申込み締切:
2021 年 2 月 19 日(金)→ 2021 年 3 月 5 日(金)(締め切りました)インタラクティブ発表申込み締切:
2021 年 2 月 19 日(金)→ 2021 年 3 月 5 日(金)(締め切りました)論文投稿締切:
2021 年 3 月 5 日(金)(締め切りました)参加申込み締切:
2021 年 3月 12 日(金)→ 2021 年 3 月 19 日(金)
参加費
無料
発表・参加申込みおよび論文投稿について
論文発表・ポスター発表・発表なしの参加のいずれも、申込みは下記 connpass のページよりお願いいたします。
論文はメールにて提出してください。著者・タイトル・概要を本文に記載いただき、論文本体 (PDF 形式でお願いいたします) を添付し matsuno.yutaka_at_nihon-u.ac.jp までお送りください。
運営体制
主査
前田 俊行 (千葉工業大学)
幹事
松野 裕 (日本大学)、大場 勝 (日産自動車)、石井 大輔 (北陸先端科学技術大学院大学)、阿部 洋丈 (筑波大学)、木下 修司 (東京都立産業技術大学院大学)
問合せ先:松野 裕 (matsuno.yutaka_at_nihon-u.ac.jp)