第15回 ディペンダブルシステムワークショップ (DSW 2017)

〈当ワークショップは終了致しました。参加された皆様、どうもありがとうございました。〉

最優秀発表賞

  • (T1)「アクセス制御論理に基づくIoT向け分散型アクセス制御フレームワーク」
  • 五十嵐琢磨、馬谷 誠二(京都大)

最優秀ポスター賞

  • (P7)「ROS2における通信の特徴に応じたDDS実装の動的切替手法に関する検討」
  • 森田 錬、松原 克弥(はこだて未来大)


発表募集(ポスター発表・論文発表)

ディペンダブルシステムワークショップは、ディペンダビリティに関する理論や実装を研究している学生・研究者・技術者が一堂に会し、所属組織を超えた交流を通してディペンダビリティ研究を促進・振興し、もって情報システム、ひいては社会システムのディペンダビリティ向上に貢献することを目指しています。

ディペンダビリティ研究と一口に言っても(下記にも示す通り)非常に多岐に渡る分野に専門化・細分化しており、ややもすると専門分野の殻に引き籠もりがちになりますが、年に一度くらいは他分野の人々と交流・議論することで、自らの研究の意義を再確認し、また新たな着想を持つことは、個々の研究者のみならず、ディペンダビリティ研究全体にとっても非常に有意義であると考えています。

本年のディペンダブルシステムワークショップ(DSW2017)では、ディペンダビリティ研究をテーマとしたポスター発表や論文発表を募集します。発表の内容についてはディペンダビリティ研究に関するものであれば何でも歓迎ですが、特に萌芽的な研究の報告を歓迎します(もちろん完成した研究の報告でも全く問題ありません)。具体的には例えば以下のようなテーマが考えられますが、これらに限定することなく広く発表を募ります。

  • ディペンダビリティの考え方
    • 安全性、レジリエンス、オープンシステムディペンダビリティ、etc.
  • ディペンダビリティの規格・認証
    • 機能安全、etc.
  • ディペンダビリティの方法論
    • 開発方法論、テスト・品質保証、モニタリング、数理的検証手法・形式的検証手法、プログラム解析、ソフトウェア若化、etc.
  • ディペンダビリティと各種システム
    • システムソフトウェア(オペレーティングシステム・仮想マシンモニタ)、クラウドコンピューティング、ネットワークシステム、データベース、etc.
  • ディペンダビリティの事例研究

論文発表は、ページ数の制限は特にありません。ショートペーパーでもフルペーパーでも歓迎します。査読はありませんが、研究会の主査・幹事が特に優れていると判断した論文はコンピュータソフトウェア誌に推薦論文として推薦することがあります。

発表の申込があれば受理してご発表いただくことを原則といたしますが、テーマに沿わないものはお断りする場合がございます。また、申込件数が多数に及ぶ場合は発表をお断りせざるを得ない場合もあることをあらかじめご了承ください。


開催概要

日程

場所

主催

2017年12月20日(水)・21日(木)

筑波大学 東京キャンパス 文京校舎 122講義室

日本ソフトウェア科学会ディペンダブルシステム研究会

注意: 今回は合宿形式ではありません。宿泊が必要な方は各自でご手配ください。


Important Dates 〈延長しました!〉

ポスター・論文発表申込締切


ポスター概要登録締切


論文投稿締切

2017年11月17日(金)

2017年11月28日(火)

2017年11月17日(金)

2017年11月28日(火)

2017年11月24日(金)

2017年11月28日(火)

招待講演

加藤和彦教授(筑波大学 システム情報工学研究科 コンピュータサイエンス専攻長)

「ロングターム・ディペンダビリティ:世代を超えた持続性に向けて」


プログラム

12/20(水)

13:45-14:00 開会

14:00-15:00 論文発表

    • (T1)「アクセス制御論理に基づくIoT向け分散型アクセス制御フレームワーク」
    • 五十嵐琢磨、馬谷 誠二(京都大)
    • (T2)「平塚市地域防災計画における原因不明の障害への対応に関するディペンダビリティ議論」
    • 伊達崇晃(北陸先端大)

15:00-15:30 休憩

15:30-17:00. ポスターセッション(1)

    • (P6)「電子連結車両を用いた端末交通システムにおけるデプロイ可能なシミュレータ」
    • 秋谷龍太朗、加藤和彦、阿部洋丈、長谷部浩二(筑波大)
    • (P3)「Acumenを用いたサイバーフィジカルシステムの統計的モデル検査」
    • 井上 晃輔、石井 大輔(福井大)
    • (P4)「世代別ガーベジコレクションを活用した高帯域幅メモリの有効利用に関する研究 」
    • 大羽史将、加藤和彦、阿部洋丈(筑波大)
    • (P8)「Integrating security mechanisms based on Worst-Case Response Time analysis of Vehicle network : Controller Area Network (CAN)」
    • 坂 利昭、阿部洋丈、加藤和彦(筑波大)
    • (P10)「SDNを用いた高機能なインターコネクトの実現」
    • 森本 弘明、Dashdavaa Khureltulga、高橋 慧智、木戸善之、伊達進 、下條真司(大阪大)
    • (P11)「高性能計算環境における秘匿性データ解析に向けたダイナミックセキュアステージングシステムの構築 」
    • 渡場康弘*、伊達進*、吉川隆士*、阿部洋丈**、野崎一徳*、木戸善之*、Lee CHONHO*、下條真司*(*大阪大、**筑波大)

17:30-19:30 懇親会(任意参加): 日本海庄や 茗荷谷店

12/21(木)

10:00-11:00 招待講演

    • 「ロングターム・ディペンダビリティ:世代を超えた持続性に向けて」(加藤和彦(筑波大))

11:00-11:30 休憩

11:30-13:00 ポスターセッション(2)

    • (P5)「医療データクラウドにおけるネットワーク検証」
    • 江幡 正樹、阿部 洋丈(筑波大)、伊達 進、野崎 一徳、下條 真司(大阪大)
    • (P9)「マルチスレッドのマルウェアが実行するスリープのスキップ」
    • 大山 恵弘(筑波大)
    • (P12)「柔軟な運用を目指したタイルドディスプレイシステム仮想化の研究」
      • 木戸善之, 石田和也, 遠藤 新, 渡場康弘, 伊達 進, 下條 真司(大阪大)
    • (P2)「ソフトウェア工学 x 機械学習」
    • 中島 震(国情研)
    • (P1)「オープンデータを用いた鉄道路線内の移動需要推定に関する研究」
    • 根本 晃輔、加藤 和彦、長谷部 浩二(筑波大)
    • (P7)「ROS2における通信の特徴に応じたDDS実装の動的切替手法に関する検討」
    • 森田 錬、松原 克弥(はこだて未来大)

13:00-13:15 休憩

13:15-13:30 閉会


参加費

事前申し込みの場合:

当日申し込みの場合は、上記に一律2,000円を加えた金額となります。


参加申し込み

以下のフォームからお願い致します。(事前参加申し込み期限: 12/10(日)

https://goo.gl/forms/TdYobm9VbmGuivVt1

発表申込み・ポスター概要登録・論文投稿について(終了しました)

  • 発表申込みはこちらのフォームよりお願い致します。
  • ポスター概要登録はこちらのフォームよりお願い致します。 発表の概要はどのような形式でも構いません.2 行程度のサマリでもよいですし, 2 ページ程度の Extended Abstract でもよいです.概要登録サイトよりご登録ください.ご提出いただいた概要は本サイトでパスワードをかけて公開いたします.パスワードは当日参加者にお渡しいたします。
  • 論文投稿は、タイトル、著者、アブストラクトをメール本文に記載いただいて、論文本体(pdfでお願い致します)をメールに添付して、以下にお送りください:habe_at_cs.tsukuba.ac.jp


研究会について

日本ソフトウェア科学会ディペンダブルシステム研究会は、2004年の発足以来、ディペンダブルなシステムを開発・実現するための理論・実装に関する先導研究を推進するために研究成果の発表と討論の場を設けること、また研究成果の普及を促進するために産業界と学界にまたがった研究交流の場を設けることを目的に活動してきました。

2011年の東日本大震災およびそれに伴い発生した原子力発電所事故は、情報システムの有用性を示すとともに、そのディペンダビリティを実現・維持・向上することの重要性を改めて明らかにしました。また、我々の社会の未来を大きく変えると今日期待されている技術革新の多くは情報システムと密接な関係を持っており(人工知能、自動運転、IoTなど)、情報システムのディペンダビリティは我々の社会の安定的・持続的発展に大きく影響すると言えます。

日本ソフトウェア科学会ディペンダブルシステム研究会は、ディペンダビリティに関する様々な研究を促進・振興し、情報システムのディペンダビリティの実現・維持・向上に貢献します。

運営体制

  • 主査: 前田 俊行(千葉工業大学)
  • 幹事: 阿部 洋丈(筑波大学)、石井 大輔(福井大学)、大場 勝(日産自動車)、松野 裕(日本大学)

問い合わせ先

  • 担当幹事: 阿部 洋丈 (habe_at_cs.tsukuba.ac.jp)