いたずら妖怪

いたずら妖怪のルール

そこそこ専門用語を多用していますが、詳しいルールはこちらから。概要は下の、いたずら妖怪 for Wii U/Nintendo 3DS版を参考になさってください。(English rule is HERE)

いたずら妖怪 for Wii U / Nintendo 3DS版の紹介

いたずら妖怪は、もともとドミノ牌(ドミノタイル)を使って遊ぶトリックテイキングゲームとして考案されましたが、なにぶんドミノ牌を持っている家庭は少なく、しかし考案者としては是非とも遊ぶ機会を持って欲しいという思いから制作に着手したプログラムです。……嘘です、ちょっと格好付けました。単に面白そうだったので作っただけです。

ゲームはニンテンドー 3DS上で動作するプチコン 3号と、Wii Uで動作するプチコン BIG上で開発し、同一のプログラムでどちらも遊べます。現在のバージョンは Ver.1.01(2017年6月4日版)です。

公開キー

EDDEEEAV

プレイ動画

遊び方

ゲームは YOKAIフォルダの ITAZURA.PRGが本体です。プチコン3号またはプチコンBIGのメニューから「作品を見る」を選択し、該当のファイルを指定してください。

プログラムを開始すると、下のようなタイトル画面が表示されます。適度な音量でお楽しみください。(画面は開発中のものです)

タイトル画面では十字キーを含む、なにかしらのボタンを押すことでゲームがスタートします。このゲームでは、タイトルの下画面に表示されているとおり、十字キーとABボタン、そして補助ボタンとして LRボタンを使用します。

上はゲーム開始時の一例です。配られるドミノ牌は W6と呼ばれるもので、全部で 28枚あります。ゲームは配られた手札 9枚ずつ合計27枚を使用し、1枚は使われません。赤い Lと書かれた丸いマークがある人(リードプレイヤーと言います)から、手牌から 1枚のタイルを選んで出していきます。出せるタイルは、リードプレイヤーが指定した数字が書かれた牌しか選択できません。上の例では 6と 5が書かれた牌ですが、中央に向かって置いてある数字 6が今回の指定数字(リードスートといいます)です。

十字キーを使ってタイルを選択します。出せるタイルはカーソルが赤色に、出せない場合は上の例のように灰色になります。タイルを選んで Aボタンを押すと決定です。

全員が 1枚ずつ出すと1回の勝負が終わります。都合、手牌枚数分勝負するので、1回の決着には小さな9回の勝負を繰り返しおこなうことになります。

1枚ずつ出したタイル勝負(トリックとも呼ばれます)は、リードスートのルールを遵守して出したタイルのうち、もう一方の数字が大きい人の勝ちになります。リードスートを守れなかった人は自動的に負けです。上の例では 6-5、6-1、6-0の 3枚が出され、6-5を出したリードプレイヤーの勝ちです。

トリックの勝負に勝った人が、次のトリックのリードプレイヤーになります。

タイルには特別なものが 2種類あり、それらは妖怪です。上の図では 0-0牌(数字が何も書かれていないものです)がそれで、正体はのっぺらぼうです。のっぺらぼうは、ダブル牌(両方の数字が同じタイル)を含むトリックに勝ったプレイヤーに取り憑きます。もちろん、のっぺらぼう自身の 0-0もダブル牌です。

上の例は、リードプレイヤーが 0-0ではじめ、0-5、0-4と続き、結果的に 0-5を出したプレイヤーがのっぺらぼうに取り憑かれました。のっぺらぼうはダブル牌を含むトリック勝負のたびに転々と取り憑きます。

上の例ではさらにもう1種の、1-0牌こと一つ目小僧の登場です。一つ目小僧はリードスートのルールを遵守できなかった人に取り憑きます。該当者が複数いる場合、タイルの数字合計を比較して、より大きい方、それも同じならあとから牌を出した方に取り憑きます。上の例では3人とも守っているので、誰にも取り憑きません。

上は誰にも取り憑くことができず、虎視眈々と次の機会を狙っている一つ目小僧(図中の上画面中央)の様子です。

こうして勝負を繰り返し、最後の1枚の勝負が終わった後に妖怪による減点がおこなわれます。その時点でのっぺらぼうに取り憑かれていたプレイヤーは 1点減点、一つ目小僧に取り憑かれていたプレイヤーは 2点減点です。ゲームの途中に取り憑かれていても減点はされません。最後に取り憑かれているかどうかがポイントです。各プレイヤーの最初の持ち点は 5点で、最初に 5点無くしたプレイヤーが出た時点でゲーム終了です。5点無くしたプレイヤーが負けです。つまり、生き残りゲームです。

まだ全員点数が残っている場合、一番得点が低い人がリードプレイヤーとなって、ゲームを続けます。

上は次のゲームが始まった例です。一つ目小僧による2点減点になった右上のプレイヤーから開始します。

上の例はゲーム終了時のもの。右上のプレイヤーが一つ目小僧に取り憑かれて 0点になり、ゲーム終了です。

ゲームが終了すると、からかうように妖怪たちがちょっとした無邪気なダンス?を披露します。

改版履歴

    • Ver.1.01 公開(2017/6/4) 【EDDEEEAV】

      • Wii U利用時の画面表示周りを見直しました。16ドットフォント採用、タイトル画像も高解像度に差し替えました

      • オープニングリードを決める、ロトの手続きを可視化しました

      • フォローできないタイルが複数同値だった場合のルール適用誤りを正しました

      • CPUがプレイするタイル表示が本来のドミノのデザインではありえないものでしたので正しました

      • リソースファイルを廃し、ソースプログラム 1本にまとめました

    • Ver.1.00 初版公開 (2017/5/7) 【DZ5VH3QJ】

ゲームの手引き

始めて遊び人にはとっかかりが無さ過ぎる気もしますので、ちょっとした考え方のポイントを添えておきます。

    • ダブル牌は全部で 7枚

    • 使われない牌が 1枚ある

    • 「勝ち」を目指すのでは無く「負けない」という選択肢もある

利用プログラム/ライブラリ/参考サイトなど

本プログラムを制作するにあたり、以下のプログラムを利用または関数の流用をおこなっています。すべての作者さまに感謝申し上げます。

リンク